Record China 2021年11月22日(月) 17時20分
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20日、鳳凰網は、中国の出生率がすでに日本を下回っており、14億人の人口大国に少子高齢化の大きな波が迫っていると報じた。
2021年11月20日、鳳凰網は、中国の出生率がすでに日本を下回っており、14億人の人口大国に少子高齢化の大きな波が迫っていると報じた。
記事は、今年中国で行われた第7回人口普査(日本の国勢調査)の結果から、中国の人口増加率が鈍化を続け、性別差がいくらか改善していることがうかがえるとともに、高齢化がさらに進んでいることが明らかになったと紹介した。
そして、中国人民大学の翟振武(ディー・ジェンウー)教授が「人口の高速、あるいは超高速増加の時代がすでに過去のものとなりつつあり、人口の慣性的な増加が終わりの段階を迎えようとしている中、人口のゼロ成長さらには減少の時代がますます近づいている」と評したことを伝えた。
その上で、中国の人口増鈍化や高齢化の加速を引き起こしている大きな理由の一つが出生率の低下にあり、第7回人口普査では出生率が1.3と、世界平均、高所得国平均、上位中所得国の平均をいずれもはるかに下回るのみならず、少子高齢化が深刻化している日本の1.34よりも低いことが明らかになったとしている。
この件について、中国のネットユーザーは「これはまさに、長年の計画出産政策が求めていた結果ではないか。基本的な国策がここにきてついに勝利を迎えたということではないか」「不動産価格は上昇し続け、長時間労働が改善されず、若者は子どもをつくるどころじゃない」「北京の不動産価格が東京より高いことを考えれば、日本より出生率が低いのも理解できる」「現時点で中国の人口は過積載状態。2〜3億人くらいが合理的なんだよ」「低人権社会、低福祉社会による必然的な結果。中国の経済成長や富国化は100メートル走みたいなもので、すぐに息切れする」など、人口政策や国内経済に対する不満をぶつけるコメントを多く残している。
また、一部には「まあ、楽しければいいじゃないか」「人生は短く苦しいもの。その中で楽しむことが不可欠。子どもを生むのは不可欠じゃない」など、国策よりも個人の幸せを優先すべきとの考えを示すユーザーも見られた。(翻訳・編集/川尻)
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