人民網日本語版 2021年11月29日(月) 17時50分
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中国はすでに累計2億回分近くのワクチンをアフリカ諸国に提供したという。写真はナイジェリア。
2021年11月29日、人民網によると、中国外交部の呉鵬(ウー・ポン)アフリカ司長は、国務院新聞弁公室が26日に開いた「新時代の中国・アフリカ協力」白書に関する記者会見で、「中国は『ワクチンを国際公共財にする』との約束を積極的に実行し、他国に先駆けてアフリカ諸国にワクチンを援助し、すでに累計2億回分近くのワクチンを提供した」とし、中国とアフリカの協力について次のように説明した。
中国の技術者及び労働者10万人近くがアフリカで持ち場を堅守し、数多くの中国資本企業が逆風の中でもアフリカへ向かい、現地のプロジェクトや工場の操業・生産再開を支え、新型コロナウイルスのパンデミック下でも、中国の協力プロジェクト1100件余りが引き続き進められている。中国とアフリカが共に努力する中、重大プロジェクトの数々が相次いで完成、または重要な進展を遂げ、現地の新型コロナとの闘い、民生の保障、経済回復に重大な貢献を果たした。パンデミックの下でも、中国とアフリカの協力は著しい成果を挙げ、十分な強靭性を示した。
アフリカで感染拡大が始まると、我々は直ちにアフリカへ支援に駆けつけ、新中国成立以来最も広範で実施難度の高い人道支援活動を展開した。アフリカは中国から遠く、交通の便が良くないため、新型コロナ対策物資の輸送は大きな課題だったが、われわれはその課題を克服した。
中国は関係国の要請に基づき、地方政府や企業、民間組織を統合的に取りまとめ、各種支援物資を寄付し、アフリカ53カ国及びアフリカ連合(AU)に計120回緊急物資支援を行い、アフリカに対する新型コロナ対策支援の全カバーを実現した。中国は積極的にアフリカ諸国と新型コロナ対策の経験を共有し、アフリカ17カ国に新型コロナ対策の医療専門家チームや短期医療チームを派遣し、アフリカの人々と共に新型コロナと闘った。また、中国が援助するアフリカ疾病予防管理センター本部の着工を今年初めに前倒しした。現在このプロジェクトは非常に迅速に進展しており、2年前後で完成させる自信がある。パンデミックがアフリカにもたらした一時的な財政難の克服を支援するため、中国はG20による債務支払猶予イニシアティブを積極的に実行に移している。
特に指摘しておきたいのは、中国が「ワクチンを国際公共財にする」との約束を積極的に実行し、他国に先駆けてアフリカ諸国にワクチンを援助し、すでに累計2億回分近くのワクチンを提供した点だ。中国企業もアフリカでアフリカ企業と積極的に協力を実施し、新型コロナウイルスワクチンを共同で生産している。これはアフリカが大変必要としていることだ。(提供/人民網日本語版・編集/NA)
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