テスラ上海ギガファクトリーが拡張へ、投資総額213億円―中国メディア

人民網日本語版    2021年11月30日(火) 20時50分

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米テスラは現在、上海ギガファクトリープロジェクト(第1期)第2段階の製造ライン最適化プロジェクトに対する環境アセスメントを公開している。写真はテスラ車。

上海市の企業・事業機関環境情報公開プラットフォームが26日に伝えたところによると、電気自動車(EV)メーカー米テスラは現在、上海ギガファクトリープロジェクト(第1期)第2段階の製造ライン最適化プロジェクトに対する環境アセスメント(環境影響評価)を公開している。それによると、同プロジェクトの投資総額は12億元(約213億円)で、12月に着工し、早ければ2022年4月に竣工するという。中国新聞社が伝えた。

テスラによると、このプロジェクトは作業時間を延長し、作業員の数を増やし、材料の回転効率を引き上げて、生産能力の向上を実現する。同社の試算では、ライン最適化プロジェクトが完了すると作業員が4000人増え、ファクトリー全体で作業員が1万9000人になる。また、同社のアセスメントによると、テスラはプロジェクトにおけるカーボンフットプリント(CFP)と二酸化炭素(CO2)排出量の算定作業を終えたという。

ギガファクトリーには現在、完成車製造エリア、テストエリア、部品製造エリア、共同工場の4つのエリアがある、今年第3四半期(7-9月)末現在、1日で「モデルY」を1600台以上、「モデル3」を2千台以上製造することが可能で、部品は現地化生産目標の90%を達成した。製造ラインの最適化プロジェクトが進むのに伴い、ギガファクトリーの生産能力がさらに上昇することが期待される。

今年7月、テスラはギガファクトリーを全面的にモデル転換してテスラの主要輸出ターミナルにすると発表。中国市場での引き渡し作業の役割だけでなく、モデル3とモデルYをアジア・太平洋、欧州などの市場へ大量に輸出する役割も担うとした。

テスラは21年第3四半期の会計報告会議の中で、「第3四半期を通して、中国は常にテスラの主要輸出センターだ。ギガファクトリーは同期に自動車13万3200台を製造し、そのうち輸出は5万9579台に達し、同期のテスラの世界販売量の25%近くを占めた」とした。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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