Record China 2021年12月1日(水) 13時20分
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米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長が「中国では2019年11月以前に新型コロナが発生していた」との見方を示したことに、中国が反論した。写真は2021年4月、武漢で行われたコロナに関する写真展。
米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長が「中国では2019年11月以前に新型コロナウイルスが発生していた」との見方を示したことに、中国外交部が反論した。
ファウチ氏は先日、「中国では2019年11月か、それ以前に新型コロナウイルスが発生していた可能性がある」とした上で、中国が華南海鮮市場の消毒・殺処分を行ったのは「矛先が自身に向けられないようにするため」だとの見方を示した。
11月30日の会見で、記者からファウチ氏の発言への見解を求められた外交部の趙立堅(ジャオ・リージエン)報道官は、「われわれはファウチ氏が示した姿勢に遺憾の意を表明する」とした上で、市場の消毒・殺処分について「感染対策の重要な手段であり、世界各国で広く採用されている科学的、専門的な方法だ」と反論。「中国政府が人民至上、生命至上を堅持し、正常な予防・抑制措置を取ることに非難の余地はない」とした。
また、「特に強調しなければならないこと」として、「中国の予防・抑制措置とその経験が、世界のために感染症予防・抑制の鍵となる防御線を守り、各国の感染症対策の貴重な時間を稼いだのだ」と主張。「中国は終始、科学的で透明性と責任ある態度で世界の科学協力に参加してきた。中国はいち早く国内外に情報を発表し、いち早く世界保健機関(WHO)と国際社会に感染状況を連絡し、いち早くウイルスの全遺伝子配列を確定・公表した」と訴えた。
さらに、「事実を尊重し、科学を追求することはウイルスの発生源追跡およびすべての科学研究の基本的な要求である。結論への思い込み、特にいわれのない憶測は、国際的な対策協力を破壊するだけである」と主張した。(翻訳・編集/北田)
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