2021年12月7日、韓国・電子新聞は「日本有数の研究機関の調査で、韓国のデジタル潜在力は世界で5番目に高いと評価された」と報じた。

記事は日本経済新聞の報道を引用し、日本経済研究センター（JCER）が世界84カ国・地域を対象に「デジタル潜在力」を測る調査を実施した結果、韓国は5位を記録したと伝えた。この調査は経済成長を左右するデジタルトランスフォーメーション（DX）を進める力を把握するもので、16の統計を約20年分集計し、通信インフラ、人的資本・研究開発、ビジネス環境・規制、IT関連産業の4項目について、0～100で数値化し、平均値を求めた。

韓国は2010年の8位から、今回は5位に浮上した。JCERは韓国を「電子政府を重要施策とし、行政サービスのオンライン化を進めてきた」「2019年には高速通信規格（5G）の商用化を米国と争うなど、インフラ整備でも先行している」と評価したという。

1位はスウェーデン、2位はシンガポール、3位はフィンランド、4位はドイツ、6位はデンマーク、7位はアイルランド、8位は香港、9位は米国、10位は豪州となっており、韓国以外の上位10カ国・地域は半数以上が欧米。日本は16位、中国は41位にとどまったという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「人口5000万人以下の国を除くと、真の1位はドイツ、韓国は2位だ！」「すばらしい結果だ。これからも発展し続ける韓国でありますように」「韓国、ファイト」「世界貿易8位、デジタル潜在力5位、造船業況改善、新型コロナの対応が最も優良、これが客観的な指標だ」「2019年の日韓経済戦争で韓国は勝利した。韓国が電子、デジタル領域で世界最高の位置に立っていることを象徴する、非常に意味のある出来事だ」など、喜びの声が殺到している。

その他、「日本が16位に入っていることのほうが驚きだ」「日本は滑り台を滑り降りている。中国は虎視眈々（たんたん）と韓国の地位を狙っている。韓国が生き残るためには、中国との競争に関心を集中させる必要がある」「デジタルトランスフォーメーション自体、デジタルに後れを取った日本が用いている概念だ。韓国の2000年代の状況だと思えばいいよ」などのコメントも見られた。（翻訳・編集/麻江）