ソウル都心の廃品回収業者から爆弾…800人以上が緊急避難=韓国ネット「撤去方法が雑」

Record Korea    2021年12月8日(水) 14時20分

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ソウル都心で爆発物と疑われる物体が発見され、消防当局や警察などが現場に出動し、800人以上が緊急避難する事態が起きた。イメージ写真。

ソウル都心で爆発物と疑われる物体が発見され、消防当局や警察などが現場に出動し、800人以上が緊急避難する事態が起きた。12月7日、韓国・ソウル新聞が報じた。

記事によると、7日午後2時10分ごろ、ソウル市麻浦区倉前洞の廃品回収業者から、爆発物と思われる鉄製の物体が見つかったとの通報が消防当局に入った。消防車7台と消防隊員23人は直ちに廃品回収業者へ向かい、現場を規制。そして警察特攻隊と軍の爆発物処理班(EOD)に処理を引き継ぎ、軍人2人が爆発物を鉄製の棒に引っ掛けて運び撤去したという。

警察によると、この物体は過去に軍で使用されていた航空爆弾で、爆発の危険性はないとのこと。再開発を進めている龍山旧鉄道整備所の敷地で発見されたものを、この日誰かが他の廃品と共に業者へ引き渡したものとみられている。爆発物の確認作業が行われている間、近くの社会福祉館や保育園などでは824人が緊急避難した。警察は廃品回収業者に航空爆弾を引き渡した人物を特定し、調査を進める予定だという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「市民を緊急避難させて現場を規制したのに、撤去する軍人が防護服も着ずに処理しているのが謎」「それほど危険な物を鉄の棒にぶら下げて運んで大丈夫なの?」「いくら簡単には爆発しないといっても、ケースに入れて機械で運ぶくらいは必要では?」「米軍との差がひどい」「爆発物処理班の軍人たち、お疲れさまです」など、撤去方法に対する驚きの声が多く寄せられている。

そのほか、「あの物体が爆弾だとすぐに気付いて通報できた能力がすばらしい。だから軍隊に行くべきなんだ」「戦争は終わったように感じていたけど、いまだにあんなものが見つかるんだね。胸が痛い」などのコメントも見られた。(翻訳・編集/丸山

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