世界の軍事産業の利益総額、2020年はコロナ禍でも過去最高に―中国メディア

Record China    2021年12月9日(木) 5時20分

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スウェーデンのストックホルム国際平和研究所によると、世界の軍事大手は2020年、新型コロナウイルス感染症による景気後退を回避して6年連続で黒字を増やした。写真は第13回中国国際航空宇宙博覧会。

中国国営新華社通信系の参考消息は7日、AFP通信の報道を引用する形で、スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)が6日、「世界の軍事大手は2020年、新型コロナウイルス感染症による景気後退を回避して6年連続で黒字を増やした」とする報告書を発表したことを取り上げた。

報告書は「各国政府は新型コロナのパンデミック(世界的大流行)の間も兵器調達を続け、国内の軍事企業を支援する法案を可決した国も複数あった」とし、「世界経済が19年比で3%以上縮小したにもかかわらず、世界の軍事大手100社の利益総額は同1.3%増加し、過去最高の5310億ドル(約60兆円)に上った」としている。

報告書によると、上位5社は全て米国企業で、トップは米航空防衛機器大手ロッキード・マーチンの582億ドル(約6兆5900億円)。6位は英BAEシステムズ、欧州企業の中で最高位。

参考消息の記事では触れていないが、AFP通信によると、7~9位に中国企業3社が入っている。

軍事産業上位国のうち、2020年に売り上げを落としたのはフランスとロシアだけだった。(翻訳・編集/柳川)

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