24時間大雨警報の的中率、2021-25年に92%へ―中国

人民網日本語版    2021年12月9日(木) 10時50分

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中国気象局計画・財務司の曹衛平司長は、「中国は十四五計画期間に24時間晴雨予報の的中率を85.9%から90%に、24時間大雨警報発令の的中率を89%から92%に上げる」と述べた。資料写真。

「全国気象発展『第14次五カ年』(十四五)計画」がこのほど通達された。2025年までに基幹コア技術の独自のコントロールを実現し、精密なモニタリング、正確な予報、細やかなサービスの能力をさらに高め、気象による生命の安全、生産の発展、豊かな生活、良好な生態を保障する水準を大幅に高めると打ち出した。人民日報が伝えた。

中国気象局計画・財務司の曹衛平(ツァオ・ウェイピン)司長は、「中国は十四五計画期間(2021-25年)に24時間晴雨予報の的中率を85.9%から90%に、24時間大雨警報発令の的中率を89%から92%に上げる。24時間台風進路予報の誤差を70キロメートルから65キロメートルに引き下げ、活発な対流活動に対する警報を38分前から45分前にする。世界の数値天気予報の利用可能期間を7.8日から8.5日に延長する」と説明した。

異常気象がさらに頻繁になることを受け、中国気象局緊急対応減災・公共サービス司の王志華(ワン・ジーホア)司長は、「第14次五カ年計画期間に災害別、エリア別、時間帯別、強度別の気象災害モニタリング早期警戒能力を形成し、早期警戒情報を災害の影響を受ける可能性があるユーザーに真っ先に届ける。全国気象災害リスクの調査と区分を行い、気象災害早期警戒情報を先導とする社会全体の急速反応・高効率連動メカニズムの構築と健全化を推進する」と説明した。

同計画は、天気レーダーや気象衛星などの先進的な観測技術・装備を発展させ、陸海空・宇宙一体化を促進し、精密気象モニタリングを発展させると打ち出した。224台の次世代天気レーダーからなる国家天気レーダーネットワークが現在、正式に業務運営を開始しており、台風や豪雨などの広範囲の気象災害防護、大きな河川の洪水対策・減災モニタリングの需要をほぼ満たす。「十四五」計画期間中には次世代天気レーダーを49台追加する予定だ。局地的で突発的な中小スケール気象災害多発エリアにおいて、336台のXバンド天気レーダーを追加する計画で、大小レーダー高密度協同観測ネットワークを構成する。将来的には気象当局による中小スケール天気予報の能力が大幅に高まる。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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