Record China 2021年12月9日(木) 13時20分
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中国メディアの環球網は8日、中国人俳優が「帽子の起源」について発言したところ「あの韓国人教授がまた跳び出してきた!」と報じた。
記事によると、中国ドラマ「一片氷心在玉壷」に出演した俳優のウー・シーザー(呉希沢)がかぶっていた帽子について、ネットユーザーから「韓国の古代の帽子に似ている」とのコメントがあった。これについてウーは3日に中国版ツイッター・微博(ウェイボー)上で「この笠は私たちの国が起源であり、後に他国に伝わったものだ。こういう原則に関わる問題にはどうしてもひと言言いたい。自国の伝統文化が誤解されるのは見ていられない」と表明。ネットユーザーからも賛同の声が上がった。
ところが、これまでにもたびたび「起源」の問題で論争を繰り広げている韓国誠信女子大学のソ・ギョンドク教授が黙っていなかった。ソ教授はウーの発言について、自身のSNSで「無知な行為」と批判。「Netflix(ネットフリックス)の韓国ドラマ『キングダム』で笠帽子が有名になったからうらやましかったのだろう」とし、「笠帽子は朝鮮王朝時代に成人男子がかぶった帽子。韓服に続き、今や笠帽子まで中国が元祖と主張するようになった。キムチ、サムゲタン、アリランなども中国起源だと歪曲されている。中国はまず他国の文化を尊重することを学んでほしい」などと主張した。
これに対し、中国のネットユーザーからは「笠帽子は宋代の範陽笠が始まりで、後に発展していった」ということを「歴史の資料を添えて」反論する声が上がったという。
記事は、「ソ教授がホットな話題に便乗して騒ぎ立てるのは初めてのことではない」とし、過去にも韓服やキムチ、サムゲタンの起源表記をめぐって中国のオンライン百科事典・百度百科にたびたび抗議文を送り修正を求めていることを挙げた。また、竹島(韓国名:独島)や旭日旗の問題で日本にも何度も抗議しているとも紹介した。
そして、「ソ教授の言動は韓国内でも議論を呼んでいる」とし、「彼が好む宣伝方法はニューヨークのタイムズスクエアなどに広告を出すことだが、(国内でも)『金さえあればバカでもできる』などと評価されている。彼が得意とする反日感情を煽ることも、大衆のナショナリズムばかりに迎合しているとの批判もある」と説明。ソ教授が掲載した韓国食品の広告について、米ナショナル・パブリック・ラジオの編集者が「3回見たが全く理解できなかった」と語ったことに触れ、韓国国内では「彼の目的は韓国文化をアピールすることではなく、自分の評価を高め、政府や企業からの支援を受けることだ」との指摘が出ていると伝えた。(翻訳・編集/北田)
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