中国のWTO加盟から20年、上げてきた成果とは?―中国メディア

人民網日本語版    2021年12月9日(木) 19時40分

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今年は中国が世界貿易機関加盟して20年目にあたる。資料写真。

今年は中国が世界貿易機関(WTO)に加盟して20年目にあたる。この20年間、中国は改革を深化させ、全面的に開放を進め、経済が飛躍的に発展したと同時に、世界とも中国のチャンスを共有してきた。中国放送網が伝えた。

WTO加盟後の成果を数字を通して見てみよう。

7.4%——2001年の中国の輸入関税率は15.3%で、WTO加盟時に物品の関税率を9.8%に引き下げることを約束した。そして今、中国は関税の総合的水準を主体的に7.4%まで引き下げた。貿易構造などの要因を考慮すると、中国の貿易における実際の加重平均関税率はわずか3.4%で、先進国並みの水準に近づいている。

120——WTO加盟時に中国は2007年までにサービス分野の9分類100下位部門を開放すると約束したが、これまでに実際に開放した下位部門は120に迫る。

2000——WTO加盟後、中央政府は法律法規と機関のルールの計2千項目あまりを整理した。地方政府が整理した地方の政策や法規は計19万項目を超えた。

143社——02年には世界のトップ500社のうち中国企業はわずか11社だったが、飛躍的な発展を遂げて今では143社に増えている。

98%——世界トップ500社のうち、全体の約98%を占める490社ほどが中国で投資を行っている。

HSBC(中国)有限公司の王雲峰社長は、「外資系銀行としての当社は、中国がWTOに加盟すると、当社の業務は極めて大きく推進された。今後のより高いレベルの開放を遂げた環境の中で、(外資系企業に)より質の高いサービスを提供し、特にハイテクと省エネ・環境保護の企業がより多く中国に進出することを期待する」と所感を述べた。

1——WTO加盟後の20年で、中国の物品貿易は世界の6位から1位に上昇し、外資導入額は安定して発展途上国の首位におり、対外直接投資も世界の26位から1位に上昇した。

2——この20年間に、中国のサービス貿易は世界の11位から2位に上昇した。

120——中国はASEAN、欧州連合(EU)、日本、インドなど120以上の国と地域の最大の貿易パートナーになった。

駐中国南アフリカ大使のシヤボンガ・クウェル大使(中国名・謝勝文)は中国の開放を賞賛して、「中国はWTO加盟後、対外貿易と発展途上国からの輸入が増加し、このことは後発開発途上国と発展途上国に対する寄与が極めて大きい。なぜなら中国が成長を続ける最大の消費市場だからだ。発展途上国にとって、中国の開放はさらに多くの希望をもたらしたと言える」と述べた。

2——この20年間に、中国の経済規模は世界の6位から2位に上昇した。

17%——中国の国内総生産(GDP)が世界に占める割合は01年の4%から20年の17%に増加した。世界の経済成長に対する中国の寄与度は30%を超えた。

WTOのパスカル・ラミー元事務局長を含む多くの専門家や政府関係者が、中国がWTOに加盟して出した「答案」にそろって「A+」の高い評価を与えた。

BRICS新開発銀行のK.V.カマート総裁は、「中国が現在、世界の経済成長に占める割合は30%で、このことはWTO交渉の中に体現されている。これに基づき、中国はWTOと緊密な連携を保つとともに、多国間主義を堅持する。これは、より多くの国が繁栄発展を実現するための実践可能な道だ」と評した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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