「漢江・医大生死亡事件」犠牲者を追悼する広告がソウル地下鉄に登場し物議

Record Korea    2021年12月13日(月) 11時20分

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10日、韓国・デイリーアンによると、漢江医大生死亡事件の犠牲者を追悼するためのソウル地下鉄の広告が物議を醸している。

2021年12月10日、韓国・デイリーアンによると、漢江医大生死亡事件の犠牲者を追悼するためのソウル地下鉄の広告が物議を醸している。

同事件は今年4月にソウル市の漢江公園で、友人と酒を飲んでいた医大生ソン・ジョンミンさんが行方不明になり、その後遺体で発見されたもの。10月には遺族が友人を告訴するも証拠不十分で不送致となったが、その後遺族は検察に異議申し立て書を提出した。

記事によると、ソウル地下鉄2号線の三成駅構内に最近、ジョンミンさんを追悼するための地下鉄広告が掲載された。広告にはジョンミンさんの顔写真と共に「ありがとう、ジョンミン」「愛している」「君を忘れない、永遠に」「必ずまた会おう」などのメッセージが書かれていた。ソウル地下鉄1・2号線の市庁駅にも同様の広告が掲載されたという。

これについて、韓国のネット上では 「まだ疑惑が解けていない事件。真実究明のための人々の関心や追悼空間が必要だ」「故人のご冥福をお祈りします。両親のやるせなさは十分に理解できる」「アイドルじゃなきゃ広告出せないという決まりはない」「公的なことや国家的な災難で死亡した事件でもないのに、地下鉄広告での追悼はやりすぎでは」「わが子を亡くした悲しみは分かるけど、これは違うと思う」など賛否両論が上がっている。

専門家らは「地下鉄広告には事件を公論化させようとする意図がある」とし、「やたらに非難することはできないが、捜査結果の再判断を促そうとするのは警察の行政力浪費を招く恐れがあり、不適切だ」と指摘したという。(翻訳・編集/松村)

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