人民網日本語版 2021年12月13日(月) 20時50分
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4年以上前に上海で打ち上げられ死亡したあのナガスクジラが帰ってきた。4年以上の時間をかけ、全長約24メートル、重さ約3トンの骨格標本に作られ、上海自然博物館で9日、お披露目された。
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4年以上前に上海で打ち上げられ死亡したあのナガスクジラが帰ってきた。4年以上の時間をかけ、全長約24メートル、重さ約3トンの骨格標本に作られ、上海自然博物館で9日、お披露目された。中国新聞網が伝えた。
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上海の沖合で2017年3月、1頭のナガスクジラの死体が発見された。大型の骨格標本を作るためには、解剖し、肉を落とし、脱脂し、つなぎ合わせ、取り付けるといった一連の標本製作工程を踏まえる必要がある。このナガスクジラが巨大であるため、上海科学技術館の標本製作チームは4年以上かかった。
標本製作専門家は最初のうち、18日の大変な作業により、全長24メートルで重さ40トンのこのナガスクジラを分解した。その後3年半をかけ残りの肉落し、脱脂処理と3カ月近くにわたる館外取付を経て、今年12月5日夜に骨格標本が上海自然博物館に運ばれ、現場での組み立てが行われた。すべての構造接続部品をすべての骨に合うよう特別にオーダーメイドする必要があるのが組み立ての最も難しい点だった。
またこのナガスクジラが発見された当時、すでに左側のヒレが失われ、左の下顎骨が欠損していた。重さのバランスが乱れ危険になるのを回避するため、現在の両側のヒレと下顎骨には模型が使われている。展示効果をさらに高めるように、製作チームは現場で油絵の色を使い骨組みの黄色みがかった部分に対して塗りつぶし処理を行った。
上海が打ち上げられたクジラの標本を作るのは今回が初めてではない。報道によると、2009年には上海市崇明区で打ち上げられた約10メートルの長さで重さ約10トンのニタリクジラも標本として作られ、上海自然博物館で展示されている。一方、今回の標本の全長はそのニタリクジラのおよそ2倍に当たる。(提供/人民網日本語版・編集YF)
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