2021年12月13日、韓国・JTBCによると、古紙回収の高齢者女性を助けて話題になった中学生14人に釜山（プサン）市教育庁（教育委員会に相当）が表彰状を送った。

釜山市水営（スヨン）区・望美（マンミ）中学校の生徒14人は、先月15日の下校途中、リヤカーを引いて古紙回収する高齢者女性が突風で散らばった荷物を1人で片付けているのを見つけ、全員で手伝い、30分ほどかけて目的地まで同行した。この様子が映った防犯カメラの映像を釜山警察が公開したことで生徒たちの善行が話題となり、「心温まる場面が見られて幸せだ」「すてきな中学生たちに拍手を送ります」などの声が寄せられていたという。

この日、キム・ソクチュン釜山教育監（教育委員長に相当）が望美中学校を訪問。14人に表彰状を手渡し、「生徒たちの善行は、人々の心をとかす温かなニュースだった。釜山教育の大きな誇りだ」と称賛した。生徒たちは「幼いころ、祖父を手伝って古紙回収をしたことを思い出す」「病気の祖母を思い出して手伝った」「有意義なことをさせてくださったおばあさんに感謝します」とコメントしたという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「すばらしい子どもたち。韓国の誇りだ」「人格教育が行き届いているんだな」「みんなで協力しておばあさんを助けて、えらいね。家庭のしつけもいいんだろうな」「何だかぐっときた。この気持ちを忘れずに大人になってほしい」「動画を見て涙が出ちゃったよ。こういう子どもたちがいる限り、韓国の未来は明るい」「誇らしい子どもたち。ありがとう。そして、こういう記事を書いてくれたことにも感謝します」「子どもは吸収しやすい紙のようなものだ。いいことにも、悪いことにも、すぐに染まってしまう。このまま、すばらしい絵を最後まで完成させてほしい」など、感動の声が殺到している。（翻訳・編集/麻江）