韓国、済州島で過去最大の地震も被害が小さかった理由は?=ネットには不安広がる「今後が心配」

Record Korea    2021年12月15日(水) 15時20分

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15日、韓国・ノーカットニュースによると、14日午後5時19分ごろに韓国・済州島の沖合でマグニチュード4.9の地震が発生した。写真は緊急地震速報アラーム。

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2021年12月15日、韓国・ノーカットニュースによると、14日午後5時19分ごろに韓国・済州島の沖合でマグニチュード(M)4.9の地震が発生した。朝鮮半島で今年発生した地震の中では最も大きく、1978年の観測開始以降に済州島の内陸や周辺の沖合で発生した地震としては過去最大の規模だという。

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記事によると、揺れは済州島全地域で観測された。震源から最も近い西帰浦市では特に揺れが強く、市民に不安が広がった。済州観光公社では職員らが建物の外に避難するなど混乱が生じたという。

ただ、今回の地震による人命や財産被害は確認されていない。地震の規模の割に被害が比較的小さかった理由として、記事は「震源の深さが17キロで浅かった」こと、「地震が発生した断層が水平方向に動いたため津波を発生させるほどのエネルギーがなかった」こと、「地震発生地点が内陸から40キロほど離れていた」ことを挙げている。

韓国のネット上には「こんなに揺れたのは初めて。建物が倒れるんじゃないかとヒヤヒヤした」「建物がドンと音を立てて揺れたから本当に驚いた。けがではなく心臓麻痺で死ぬかと思った」などの体験談や、「今回は人命被害がなくてよかった。でも今後が心配」「地震は日本だけの問題と思っていたのに」「昔と違い韓国も地震危険地帯になった。でも建物は手抜き工事が多いから、これより大きな地震が発生したら大変なことになる」「1日も早く、耐震設計のされていない建物を調査し建替えるべき」など不安の声が寄せられている。

また「スマホの緊急速報が鳴って数秒後に地震がきた。これは素晴らしい成長」「気象庁の地震早期警報システムの発展が感じられてよかった」「電車の中で一斉に緊急速報が鳴ったからとても恐ろしかった。でも効果は確実だ」など緊急地震速報アラームの正確性を称賛する声も数多く見られた。(翻訳・編集/堂本

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