Record Korea 2021年12月16日(木) 11時20分
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15日、韓国・国民日報は、14日にマグニチュード4.9地震が発生した済州島で「異例の自然現象」が観測されていたと伝えた。写真はマダイ。
2021年12月15日、韓国・国民日報は、14日にマグニチュード(M)4.9地震が発生した済州島で「異例の自然現象」が観測されていたと伝えた。
記事によると、地震前日の13日午後、済州東方海域ではマダイ約2万5000匹が漁獲された。マダイは釜山で1億5000万ウォン(約1440万円)で委託販売された。釜山共同魚市場の関係者は「サバの成魚期にマダイが大量に獲れて委託販売されたのはかなり異例なこと」と話したという。
この現象をめぐり一部では「済州島地震の前兆現象」という見方が出ている。地震を事前に察知したマダイが群れをなして移動中、漁船に捕獲されたものとみられているという。
また、地震当日の午前、済州島ではいわゆる「地震雲(地震の時に現れるとされる雲)」が浮かんでいたという主張もある。ひつじ雲に似た雲で、4年前の浦項(ポハン)地震当時にも出ていたの証言も出ているという。
ただひ、専門家らはこれらの前兆現象について「科学的根拠がない」と指摘している。アメリカ地質調査所(USGS)は「動物の集団行動は原因が分からず、一貫性がなく科学的ではない」「地震雲も科学的根拠のない単なる気象現象」との見解を示したという。
なお14日午後5時19分に済州島沖で発生した今回の地震の規模は、朝鮮半島で起きた地震としては観測史上11番目に大きかった。韓国気象庁は「今後しばらくは余震が発生する可能性がある」とし、持続的な監視と対応が必要だと呼びかけているという。
これを受け、韓国のネット上では「科学的根拠がないのではなく、科学的に究明できる能力が足りないんじゃなくて?」「魚の場合は研究結果が少ないから確かではないかもしれないけど、地震雲の場合は十分に物理的な関連性があると思う」「動物の方がよく知っているのかも」「阪神淡路大震災のときも浦項北部の海にカモメの群れが水面に浮かんでいた。科学も重要だけど、天災地変は小さな生き物たちがよく知っている奇妙な現象」など関連性を疑う声が数多く寄せられている。
また「何か起こる前にはいつも前兆があるけど、人間はそれを無視して大きな災いを防げないことが多い。もしかしたら済州島の地震はもっと大きな何かの前兆かも」と不安の声も上がっている。(翻訳・編集/松村)
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