Record China 2014年5月26日(月) 17時47分
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26日、河北省に造られた実物大の偽スフィンクスが話題となっているが、中国各地では世界の有名建築物を模した建物が相次いで出現している。写真は浙江省杭州市にあるパリの街並みを模した天都城。
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2014年5月26日、河北省に造られた実物大の偽スフィンクスが話題となっているが、近年中国各地で世界の有名建築物を模した建物が相次いで出現している。天安門からエッフェル塔、ホワイトハウスまで何でもありだ。北京青年報が伝えた。
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2011年、中国で最も豊かな村と言われる華西村の50周年記念期間には、中国の天安門、フランスの凱旋門、米国の議会議事堂、オーストラリアのシドニー・オペラハウスを模倣した建物が注目を集めた。また、蘇州には英国のタワーブリッジ、江蘇省海安県にはシドニー・オペラハウスを模した建築物がある。模倣率が最も高いのは米議会議事堂で、中国各地の政府機関や裁判所に多く見られ、その数は少なくとも11カ所に上る。他にもフランスのロンシャンの礼拝堂やパリのエッフェル塔なども模倣されており、ある海外メディアは「半日でパリとベニスを観光できる」と皮肉っている。
このような現状に、多くの学者や業界関係者は懸念を示している。ある学者は、「西洋建築物を盲目的に模倣することは、中国の伝統文化に対する自信やアイデンティティーの欠落を表している」と指摘する。ただ一方で、このような建築物が中国人の新しい生活スタイルや裕福な暮らしへの憧れを表していると肯定的な見方をする専門家もいる。
建築物の模倣は現在も進行中だ。山東省浜州市では世界の有名な橋36本を模倣して建設する計画を進めている。(翻訳・編集/藤)
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