Record Korea 2021年12月18日(土) 7時30分
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韓国政府は宗教施設に対しても防疫措置を強化することを決定した。写真はソウル市の明洞大聖堂。
2021年12月17日、韓国メディア・ニュース1によると、韓国政府は宗教施設に対しても防疫措置を強化することを決定した。
記事によると、韓国文化体育観光部は17日、宗教行事にワクチン未接種者が参加する場合、収容人数の30%(最大299人まで)までに人数を制限することを決定。ただし、接種完了者のみ参加する場合は収容人数の70%まで入場が認められており、各宗教施設はどちらかを選択して礼拝などの行事を行うことになる。
一方、少人数の会合を開く場合はワクチン接種完了者のみで4人までとなり、会合場所は宗教施設内に限定し、飲食や声を発しての祈祷は禁止。また、これまで通り聖歌隊はマスクの着用が義務付けられる。
これまでミサや礼拝などの宗教行事においては、ワクチン未接種者を含む場合は収容人数の50%、接種完了者のみの場合は100%入場が可能だったため、政府は防疫措置の強化を強調しているが、記事は「大型教会などの場合、接種完了者のみが70%入場したとしても、室内に数千人が密集する可能性がある。オミクロン株などによるブレークスルー感染が増加する中、危険性は変わっていないという指摘も出ている」と伝えている。
また、この「選択制」については、中央事故収拾本部のソン・ヨンレ社会戦略班長が同日オンライン記者会見で、「宗教界から『礼拝に参加する権利を尊重してほしい』という声が上がったため、2つの防疫方案を提示した」とし、「ワクチン接種完了者を中心に礼拝が行われる場合がほとんどだと期待している」と説明したという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「本当にあり得ない」「オミクロン株の感染を広めたのは牧師夫婦だったことを忘れたの?」「『一緒に食事する権利』『一緒に映画を見る権利』は認められないの?礼拝ならオンラインですればいい」「自営業者の生存権より『礼拝権』の方がずっと大事なんだね」「『礼拝に参加する権利』はあるのに『学生が勉強する権利』はないのか。宗教関係者の票が移るのが怖いだけでしょ」「接種者と未接種者を分けるのではなく、マスクを使う場所かどうかで分けるべき」など、宗教施設を特別扱いすることに対する批判の声が多く寄せられている。(翻訳・編集/丸山)
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