新しい駐中米国大使よ、中国ネットの反応を見て自らの境遇を悟れ―中国メディア

Record China    2021年12月19日(日) 19時30分

拡大

17日、環球網は、米国の新しい駐中大使決定について「まずは中国ネットユーザーのコメントを見て自らの置かれている状況を認識せよ」とする評論記事を掲載した。写真は駐中米国大使館。

2021年12月17日、環球網は、米国の新しい駐中大使決定について「まずは中国ネットユーザーのコメントを見て自らの置かれている状況を認識せよ」とする評論記事を掲載した。以下はその概要。

米国の商務省と財務省は16日に、根拠もなく「新疆の人権状況」を理由としてそれぞれ複数の中国企業、機関に対する制裁を打ち出した。一方で、米上院では同じ日にバーンズ氏の駐中大使就任を承認した。この「タイミングの良さ」には、多くの人がバーンズ氏赴任による米中関係の進展に疑念を抱いている。

駐中米国大使はすでに1年余り空位となっているが、これは米中国交樹立以降異例の事態であり、米中関係が厳しい局面にあることの表れと広く認識されている。その中で新たな駐中大使に指名されたバーンズ氏はこれまで中国に対して極めて悪辣(あくらつ)な態度を示してきた。先日の公聴会では新疆ウイグル自治区に「民族ジェノサイド」の帽子をかぶせ、台湾については「こじ開けられないナッツ」とすべきだと主張した。そしてバーンズ氏は、バイデン大統領と親密な関係にあり、バイデン大統領への直通ラインを持つと言われている。

米国の議員の前で対中強硬姿勢を見せて議会の信頼を得たバーンズ氏だが、中国に行けば14億の中国人による検査を受けるということにすぐに気づくはずである。米国がここ数年中国に対して爆撃式圧力を仕掛けてきたことで、中国の市民は米国に対する考え方を一斉に変え、中国社会における米国式イデオロギーに対する警戒心はかつてないほど高まっている。しかも米国大使館の近年の行動も、中国の市民に良い印象を残していない。

そこで、バーンズ氏には、時間があれば駐中米国大使館の公式微博アカウントに残されている、中国のネットユーザーによるコメントを見てみることをお勧めする。そうすれば、自身が置かれている状況がより包括的に認識できるだろう。

バーンズ氏はしばしば「プロの外交官」と形容されている。「プロ」であるならば、個人の嗜好(しこう)に関係なく、任期中に駐米関係のポジティブな進展が得られるか否かが自身の業績評価の最重要指標であることはなおのことはっきりと認識していることだろう。もしバーンズ氏が大使としてプロフェッショナルを発揮するのであれば、われわれもプロフェッショナルで応じようではないか。しかし、米国の過激な政治家におもねって理性を欠いた対中姿勢を見せるのであれば、われわれも遠慮することなく彼にお返しをする。(翻訳・編集/川尻

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携