Record China 2021年12月22日(水) 11時20分
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ボクシングの元WBO世界フライ級王者の木村翔に危険な技を仕掛けた中国人選手がコメントを発表。「ボクシングルールでは絶対に勝てない」などと語った。
18日に中国で行われたエキシビションマッチで、木村は対戦相手のキックボクサー・玄武に足をかけられて倒されたり、持ち上げられて頭から落とされるなどの危険な技を受けて敗れた。
試合について、木村側は「試合前の契約ではボクシングルールだった」「双方がボクシンググローブやボクシングトランクスを身に付けていた」「ルール変更は試合後に知った」などと主張する一方、試合を裁いたレフェリーは「試合の30分前にようやくルールを知らされた。投げ技もありということだった。直前に木村に英語でルールを説明したがほとんど理解していないようだった」などと説明した。
試合後、中国のネット上で玄武を非難する声が殺到したことについて、玄武は「中国が日本を殴るのにルールなど必要なのか?やつが死ななければ眠れない。どうやらまだ多くの中国の裏切り者が小日本(日本の蔑称)を支持しているようだ」などと強気のコメントを投稿していた。
このほど、ビデオメッセージの形でコメントした玄武は「試合前に私は深センで木村側のチームと面会してルールについて話し合いました。ボクシングルールでは絶対に彼には勝てません。ですので、キックは駄目で投げ技はOKということになりました。話し合いで決めたルールに則って投げ技を出したのです。彼はプロで世界チャンピオン(経験者)です。(ボクシングルールでは)絶対に勝てません。ご理解ください」と主張した。
ただ、試合前のプロモーション動画で玄武は木村に向けて「今回はお前(に有利な)のボクシングルールでお前を倒す」と宣言している。
ネットユーザーからは「恥の上塗り」「試合前には『ボクシングルールでやる』と宣言しておいてこれかよ」「クズだな」「さっさと消えてほしい」「試合直前にルール変更など荒唐無稽」「次はアメリカ人と総合格闘技でやってくれ。そして『かなわないから』と銃を使えばいい」など非難の声が殺到している。(翻訳・編集/北田)
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