ワン・イーボーら出演のドラマ「風起洛陽」が盗作で謝罪も、被害側「全く誠意がない」

anomado    2021年12月22日(水) 12時50分

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中国ドラマ「風起洛陽」に盗作疑惑が持ち上がり、同作の制作会社が謝罪した。しかし、盗作された側の作品の制作会社は「謝罪に誠意が感じられない」と指摘している。

今月1日に配信をスタートした中国ドラマ「風起洛陽」に盗作疑惑が持ち上がり、同作の制作会社が謝罪した。しかし、盗作された側の作品の制作会社は「謝罪に誠意が感じられない」と指摘している。

動画配信大手・愛奇芸(アイチーイー/ iQiyi)で配信中の「風起洛陽」は、ワン・イーボー(王一博)、ホアン・シュエン(黄軒)、ビクトリア宋茜/ソン・チエン)が主演する話題の作品。しかし、先日、2020年の3DCGアニメ映画「凡人修仙伝」とアクションシーンが酷似しているとの指摘があり、「凡人修仙伝」のアクション監督を務めた穆寧(ムー・ニン)氏も「確かに盗作だ」と賛同した。

20日、「凡人修仙伝」の制作会社である万維猫動画が声明を発表し、「風起洛陽」の盗作を非難した。声明では「盗用されたシーンはわずか3分ほどだが、デザインやリハーサルに長い時間をかけた。この間、武術スタッフが骨折するなどのけがを負うこともあった。こうしたことを経て、素晴らしいアクションシーンが完成したのだ」と主張。「盗作が発覚してから1週間が経過しても、彼らからまだ一切の謝罪と説明もない」と苦言を呈した。

一方で、「この件は俳優自身には関係ないこと。実際には彼らも間接的な被害者だ。俳優のファンの皆さんも、俳優が他人の作品を盗用した内容を演じるのを見たくはないでしょう」と「風起洛陽」の出演俳優らを気遣った。

これを受け、「風起洛陽」の制作会社の留白影視は同日夜に声明を発表。「アクションシーンの撮影前に武術チームが映像を提供し、その内容が制作チームの希望するものと合致した。そのため、制作チームは武術チームをプロとして信頼し、その映像を基に撮影を行った」と説明し、「問題のシーンは削除し、今後は創作の一つ一つの部分についてより真剣かつ厳粛に対応し、同様の論争が起こらぬよう努めます。関係者の皆さま、視聴者の皆さまにおわび申し上げます」と謝罪した。

しかし万維猫動画は、「凡人修仙伝」の作品名に言及せず、武術チームに責任を丸投げしたとして「『風起洛陽』側の謝罪には全く誠意がない」と不満を表明。それでも、「少なくとも自らの過ちは認めた。これが今回の件についての唯一の正義だろう」と一定の納得は示した。(翻訳・編集/北田

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