人民網日本語版 2021年12月23日(木) 6時50分
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中国スマート音声認識産業発展サミットフォーラム並びに中国音声産業連盟2021年年次総会が北京で開催された。資料写真。
中国スマート音声認識産業発展サミットフォーラム並びに中国音声産業連盟2021年年次総会が18日、北京で開催された。その席上で、同連盟が「2020-2021年中国スマート音声認識産業発展白書」を発表し、過去1年間のスマート音声認識産業の発展状況を総括し、音声産業の状況を分析し、今後の方向性に対するアドバイスを打ち出した。
同白書によると、新型コロナウイルス感染症の影響や産業のデジタル化ニーズに牽引されて、中国のスマート音声認識市場の規模は安定した拡大傾向が続いている。21年には前年同期比44%増の285億元(約5130億円)に達する見込みだ。デロイト・トウシュ・トーマツが発表したデータでは、科大訊飛が市場シェアの60%を占めて1位、阿里巴巴(アリババ)と百度(バイドゥ)などをはじめとするネット大手が約20%を占め、中国スマート音声認識市場はトップ企業が集中して競い合う構造になっている。
国家工業情報安全発展研究センター人工知能(AI)研究所の劉永東(リウ・ヨンドン)副所長は同白書の研究成果を紹介する中で、「現在、中国のスマート音声関連企業は『プラットフォーム+競技場』発展モデルを持続的に推進し、開放型プラットフォームを通じて開発者にシーンのイノベーションのための技術的支援を提供する一方で、各社の優位性に基づいてスマート教育、スマート医療、スマートシティ、スマート車載システム、スマートホームなどの競技場を持続的に開拓し、産業生態圏を構築している」と述べた。
企業レベルの市場と消費レベルの市場をめぐり、スマート音声関連の応用が実施され、徐々に花開いている。企業レベルの市場では、スマート教育、スマート医療、スマートシティー、スマート製造などの分野でますます重要な役割を発揮している。消費レベルの市場では、スマートオフィス、スマート車載システム、スマートフォン、スマートウェアラブルデバイス、スマートホームなどの分野での応用の規模が絶えず拡大している。
同白書も、スマート音声認識産業は重要な中核技術のブレークスルーが待たれる段階で、社会の重要な課題を解決するためのシステマティックなイノベーションのニーズが増大し、米国による中国への制裁がエスカレートし産業全体の発展に影響し、関連する専門人材不足が深刻になるなどの挑戦があるとしている。今後の発展のための重要なイノベーションのポイントは、教師なし学習、マルチモーダルフュージョン、脳科学の学際的融合イノベーション、システマティックなイノベーションなどだ。オープンソースのアルゴリズムのプラットフォーム構築と重点分野のイノベーションの科学技術研究開発に焦点を当てると同時に、ユーザーの個人情報のセキュリティ向上に力を入れるべきだとしている。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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