Record Korea 2021年12月22日(水) 19時20分
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韓国政府が、台湾のデジタル担当相オードリー・タン氏に講演を要請した後、当日に突然キャンセルしていたことが分かった。写真はオードリー・タン氏。(本人のFacebookアカウントより)
2021年12月21日、韓国メディア・ハンギョレによると、韓国の大統領直属の「第四次産業革命委員会」が、台湾のデジタル担当相オードリー・タン氏に参加を要請した後、当日に突然キャンセルしていたことが分かった。
記事によると、タン氏は16日、ソウルで開かれた「第四次産業革命委員会グローバル政策カンファレンス」で講演する予定だった。「地球を守る未来技術―気候問題と感染症に対する人類の対処方案」をテーマに発表するパネリストとして韓国側から9月に正式招待されており、オンラインで参加することが決まっていたという。
しかし、韓国側は講演のわずか数時間前に、台湾当局にタン氏の講演がキャンセルになったことをメールで通知。その際、「中台関係をめぐるさまざまな側面を考慮した」との理由が告げられたという。記事は「タン氏の討論参加に関し、中国からの圧力があったことを示唆している」と伝えている。
これに対し、台湾外交部は20日、駐台北韓国代表部のホン・スンチャン代理代表を呼び、「外交非礼であり不適切な措置」と抗議。駐韓国台湾代表部の唐殿文大使も韓国政府に抗議の意を伝えた。
これについて韓国外交部の崔泳杉(チェ・ヨンサム)報道官は21日の記者会見で、「さまざまな状況を総合的に考慮し決定したと聞いている」とし、「台湾と非公式的に交流を持続・増進していくという政府の基本的な立場に変わりはない」と話したという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「中国の事大主義にすっかりハマっている文政権。韓国は本当に独立国なのか?」「朝鮮時代に中国の顔色を伺っていたのと何も変わらない。民族の誇りもない政権。そのうち台湾から不意打ちを受けることになるよ」「完全な外交非礼。台湾は遺憾の意を表明すべき」「9月に招待しておいて、これはあり得ない。文政権を支持しているけど、今回の件は国家の信頼を失うに値する外交非礼」「ただでさえ台湾は韓国よりも日本が好きなのに、ますます悪口を言われそう」「お願いだから中国と手を切るか、時代遅れの外交をやめるかしてほしい」など、政府への批判の声が相次いでいる。(翻訳・編集/丸山)
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