Record China 2021年12月27日(月) 15時20分
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26日、食品中の異物混入が問題が相次いでいる中国の食品メーカー・三只松鼠について、今度はポスターが「中国人を侮辱している」との批判を浴びていると報じた。
2021年12月26日、中国メディアの観察者網は、食品中の異物混入が問題が相次いでいる中国の食品メーカー・三只松鼠について、今度はポスターが「中国人を侮辱している」との批判を浴びていると報じた。
記事によると、三只松鼠が2019年に発表した宣伝ポスターについて「モデルの目が細く、唇が厚い」という理由で一部のネットユーザーから「意図的に中国人を醜態化している」との声があがり、SNS上で議論を呼んだ。
物議を醸した背景について記事は、仏高級ブランド・ディオールが中国で開いた美術展で公開した女性モデルの写真が「アジア人や中国人を醜態化し、侮辱している」と中国のネット上で批判を浴び、ディオールと作者が謝罪に追い込まれたことを紹介した。
また、三只松鼠をめぐっては近頃、製品の中から虫の卵、プラスチック、ワイヤー、不明の物体などの異物混入トラブルが相次いでおり、今月にはスナック菓子セットの箱からハムスター1匹が見つかったと消費者から報告あったと報じられており、消費者のイメージが悪化していることも影響しているようだ。
記事は、ネット上での議論を受けて、三只松鼠が26日にコメントを発表したと紹介。ポスターは19年10月に、自国の製品や文化を愛する「国潮」ブームを意識して撮影、制作したもので、「中国人のモデルに個人の特徴を生かしたメイクを施したのであって、意図的に醜くしたわけではない」と釈明した上で、「ネットユーザーに不快な思いをさせたことについて謝罪する」とし、写真の差し替えを行うことを表明したという。
三只松鼠のコメントに対し、ネット上では「中国にはこのモデルしかいないわけではないのに、このモデルを選んだ時点でアウト」などさらなる批判が飛び出す一方で、「このモデルやメイクが美しいとは思わないけれど、それだけのこと」「美意識の問題にすぎず、それを政治的な問題にする必要はない」「これはもう、目の小さい人は中国国籍を離れろと言っているようなものではないか」と批判するユーザーもいるようだ。(翻訳・編集/川尻)
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