今度は偽物の自由の女神像!次々と発覚する中国のコピー建築―遼寧省瀋陽市

Record China    2014年5月27日(火) 23時5分

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27日、河北省に造られた実物大の偽スフィンクスが話題となっているが、遼寧省瀋陽市の集合住宅地にも偽物の「自由の女神像」が存在することが分かった。

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2014年5月27日、遼瀋晩報によると、河北省に造られた実物大の偽スフィンクスが話題となっているが、遼寧省瀋陽市の集合住宅地にも偽物の「自由の女神像」が存在することが分かった。

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この「自由の女神像」は2006年に建てられたもので、高さ約3メートルと小さめ。河北省の偽スフィンクスがエジプト政府に訴えられる事態となったことで、住民からは「この自由の女神像も世界遺産条約違反で訴えられるのでは?」と心配する声が上がっている。これに対し、ある弁護士は「違反かどうかは、形状や色、サイズなどの類似度や条約の及ぶ範囲、商業目的かどうかなどによって決まる。営利目的でなければ、普通は条約違反には当たらない」との見方を示した。

瀋陽建築大学の教授は、この自由の女神像がある場所は静かな住宅地で、女神像自体も小さいため、装飾目的であれば許されないわけでもないとした上で、「しかし、ただ珍しさや面白さを考えるだけではいけない。権利の問題もそうだが、中国の建築文化の向上も考える必要がある。さもなければ、訴訟問題になるだけでなく、中国の建築の特徴や文化まで壊してしまうことになる」と警鐘を鳴らした。(翻訳・編集/藤)

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