失踪16年後に中学校グラウンド地中から遺体、被害者の娘「正義は必ず勝つ」―中国

Record China    2022年1月6日(木) 23時40分

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4日、九派新聞は、湖南省の中学校グラウンドで発生した遺体遺棄事件で殺された被害者の娘が、事件に対するコメントを行ったと報じた。

2022年1月4日、九派新聞は、湖南省の中学校グラウンドで発生した遺体遺棄事件で殺された被害者の娘が、事件に対するコメントを行なったと報じた。

記事は、湖南省懐化市人民検察院の検察庁が昨年12月31日に同市人民代表大会の会議にて報告を行い、2003年に発生した中学校グラウンド殺人遺体遺棄事件について起訴した24人全員に死刑を含む有期徒刑以上の有罪判決が下ったことを明らかにしたと伝えた。

この事件は2003年1月22日に発生した。同市の新晃第一中学のグラウンド掘削工事を管理していた同校教師の鄧世平(ドン・シーピン)さんが同日昼、工事を請け負っていた主犯格の男から睡眠薬を混入した飲み物を飲まされて昏睡、その後ゴム製ハンマーで頭部を殴られるなどして殺害された。男らは同日夜に施工中だったグラウンドのトラック付近に開いていた大穴に遺体を落とした上で大きな石を被せ、その翌日にショベルカーで穴を埋めるよう指示した。

鄧さんはその後16年間行方不明扱いとなっていたが、別件で逮捕されていた関係者の証言により、19年6月19日にようやく地中から遺体が発見された。

記事は、鄧さんの娘が今月4日にメディアのインタビューを受け「最もつらかった時、事務所に閉じこもって泣いていた。でも、泣いても何の問題も解決できなかった。そこで私は強くなった。いつか父が見つかると信じ、国や法律を信じ、正義は必ず勝つと信じた。事件では国が父に何の落ち度もなかったことを証明してくれた。感謝している」と語ったことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

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