人民網日本語版 2022年1月9日(日) 10時30分
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「テック冬季五輪」をサポートするため、大連理工大学の科学研究チームが高性能スキーヘルメットを独自に開発し、多くのネットユーザーから称賛されている。
北京冬季五輪開幕へのカウントダウンが始まった。「テック冬季五輪」をサポートするため、大連理工大学の科学研究チームが高性能スキーヘルメットを独自に開発し、多くのネットユーザーから称賛されている。
同ヘルメットが採用した宇宙飛行の薄壁構造設計技術は、程耿東(チョン・グンドン)院士が指導し、王博(ワン・ボー)教授が率いる科学研究チームの十数年にわたる研究の賜物だ。
それより前に、彼らはこの技術を使い、中国で体積が最大の大型ロケット「長征5号」の重量を1145キログラム減らしたことに成功した。
同ヘルメットの設計・開発において、科学研究チームは新たな設計技術を駆使し、ヘルメットの衝撃と変形に耐える能力を大幅に強化し、選手により高い安全防護レベルを提供した。
同時にヘルメットの材料にもイノベーションがある。衝撃に対する強靭性を保つと同時に剛性を4倍、引張強度を3倍引き上げ、ヘルメットの衝撃エネルギーを吸収する効率を大幅に上げ、選手をより良く保護するようになった。
同ヘルメットはさらにアジア人の頭の形を十分に考慮した。チームは中国代表チームの選手の頭の形に関する大量のデータを収集するとともに、設計ソフトを開発した。選手のヘルメットのカスタマイズを実現し、長時間着用の快適性を効果的に改善した。
同ヘルメットの重さは約700グラムしかなく、厚みと重量を大きく増やさない前提で防護性能が欧州標準を少なくとも20%上回っている。
この前、欧州スキーヘルメット安全基準テストに合格した同ヘルメットは、中国代表チームによる冬季五輪スキー種目関連のトレーニングに安全保証を提供し、中国人選手の金メダル獲得をサポートする。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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