Record Korea 2022年1月8日(土) 7時10分
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与野党の有力候補2人が争う韓国次期大統領選をめぐり、有権者の56%が候補交代が必要だと考えているとの世論調査結果が明らかになった。主要紙は「歴代級の非好感大統領選」と報じた。写真は韓国大統領府。
与党「共に民主党」の李在明氏と野党「国民の力」の尹錫悦氏の有力候補2人が争う今年3月の韓国次期大統領選をめぐり、有権者の56%が与野党とも候補交代が必要だと考えているとの世論調査結果が明らかになった。調査結果を取り上げた主要紙は「歴代級の非好感大統領選」と報じた。
中央日報によると、調査は亜州経済の依頼でハンギルリサーチが実施した。昨年12月25~27日に全国の満18歳以上の男女1000人を対象に「与野党の大統領候補交代の必要性」を尋ねたところ、回答者の56.6%が「交代が必要」と答えた。このうち38.2%は「とても必要」、18.4%は「少し必要」と回答した。
候補交代は必要でないという回答は「別に必要ない」が17.8%、「全く必要ない」が18.6%で計36.4%となった。「よくわからない・無回答」は6.9%だった。
特に「国民の力」支持層の70.4%もが候補交代が必要だとした。「共に民主党」支持層のうち同じ回答は35.7%と集計された。政治性向別では、保守指向のうち候補交代が必要だという回答が67.4%で最も多く、中道性向で58.9%、進歩性向で44.7%と続いた。
地域別では湖南を除いたすべての地域で「交代が必要だ」という回答が半分を超えた。特に大邱・慶尚北道で67.9%、釜山・蔚山・慶尚南道で66.1%など候補交代論が優勢だった。これに対し、湖南では「候補交代は必要ない」という回答者が46.3%で、「交代が必要」は40.5%となった。
年齢別で見る30代の62.2%が「候補交代が必要」と答えた。20代が60.4%で後に続いた。50代では57.3%、60代では56.5%が「候補交代が必要」とそれぞれ回答。40代では「必要だ」が48.2%、「必要ない」が46.2%でほぼ同じ水準だった。
大統領選に名乗りを上げている4人を対象にした支持率調査では、李在明候補が42.4%、尹錫悦候補が34.9%となった。両候補間の格差は誤差範囲を超える7.5ポイントだった。李候補は12月11~13日の調査時より支持率が1.6ポイント上がり、尹候補は6.9ポイント下落した。その他の2人は国民の党の安哲秀候補が5.0%、正義党の沈相ジョン候補は2.0%だった。
李候補と尹候補が事実上激突する選挙戦は政策論争をよそに、相手方の家族をも巻き込んだスキャンダル暴露合戦の様相を見せている。李候補は長男の賭博疑惑、尹候補は妻の経歴詐称で謝罪に追い込まれた。両候補の交代論が高まった背景にはこうした不毛な足の引っ張り合いに有権者が嫌気を差しているともみられる。(編集/日向)
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