Record China 2022年1月7日(金) 13時40分
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7日、米華字メディア・多維新聞は、新型コロナの感染拡大に伴うロックダウンが続く陝西省西安市の病院で発生した妊婦受け入れ拒否による死産トラブルについて、孫春蘭副首相がコメントしたと報じた。
2022年1月7日、米華字メディア・多維新聞は、新型コロナの感染拡大に伴うロックダウンが続く陝西省西安市の病院で発生した妊婦受け入れ拒否による死産トラブルについて、孫春蘭(スン・チュンラン)副首相がコメントしたと報じた。
西安市に住む妊婦女性が1日、激しい腹痛を訴えて同市内の病院に搬送された際、女性の新型コロナPCR検査陰性証明の有効期限が切れていたことを理由に病院が受け入れを拒否。病院の入り口で約2時間待たされた女性は大量出血を起こし、妊娠8カ月だった胎児は死産となった。妊婦の家族がネット上で告発したことにより世間から大きな注目を集め、同市の衛生当局は病院側に過失責任があるとの判断を示し、病院の幹部や現地の衛生当局関係者が処分を受けた。
記事は、同市では5日にも別の女性が「昨年12月29日に警察の護送を受けながら病院に行ったにもかかわらず病院から受け入れ拒否され、死産した」と訴えており、新型コロナ下における医療秩序に乱れが生じていると伝えた。
その上で、孫副首相が6日に同市内で多発する医療問題に関するする特別会議を開いて医療サービス保障体制づくりを指示したと紹介。会議の中で「このような問題が発生したことに大いに心を痛めており、慚愧(ざんき)に堪えない。疾病予防コントロールの怠慢が暴露され、深く反省しなければならない。医療機関の最優先職務は医療サービスの提供であり、新型コロナ期間であっても決して何らかの理由を付けて患者を門前払いしてはならない」と発言したこと伝えている。
また、孫副首相が患者に対するトリアージ(治療の優先順位)の徹底を求めるとともに「重症患者に対しては、陰性証明の有無にかかわらず、医療スタッフが感染対策をしっかり施した上で即座に収容しなければならない」と語ったとした。(翻訳・編集/川尻)
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