Record China 2022年1月11日(火) 8時30分
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10日、澎湃新聞は、中国に滞在する日本人に関する統計を紹介する記事を掲載した。写真は上海。
2022年1月10日、澎湃新聞は、中国に滞在する日本人に関する統計を紹介する記事を掲載した。
記事は、近ごろセルフメディア界隈で「近年、日本人の海外移住が加速しており、中国がその主要移民先になっている。そして、上海、蘇州、広州が日本人にとって3大定住目標都市だ」との情報が流れていると紹介。この情報の信ぴょう性について検証した。
まず、昨年10月に日本の外務省が発表した海外在住日本人に関する統計を挙げ、同10月1日現在で約135万7800人の日本人が海外に定住しており、定住先では米国が31.4%の42万6350人で最も多く、中国は次に多い13万6320人(記事は台湾の2万4550人を合わせて計算)で、割合は約10%となっていることを紹介した。
そして、都市別の定住先で最も多いのはロサンゼルスで、以下バンコク、ニューヨーク、上海、シンガポールと続いており、上海在住の日本人は3万9800人だと説明。中国では上海以下、香港(9位)、台北(17位)、北京(29位)と続いており、情報にある広州と蘇州は5800人前後で35位、36位にとどまっていると指摘。情報の「日本人の主な定住都市」には無理があるとした。
また、外務省の統計の対象となっているのは、国外に3カ月以上滞在する日本国籍を持つ「日本人」であること、中国の永住権を持つ日本人在住者の割合はわずか3.7%であり大部分の中国在住日本人はあくまで「長期滞在」の状態であることを紹介している。(翻訳・編集/川尻)
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