Record China 2022年1月19日(水) 9時50分
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16日、新民週刊は「安倍元首相夫人の裏金疑惑にスポット、日本の映像作品もここまでやるのか」とする記事を掲載した。
2022年1月16日、新民週刊は「安倍元首相夫人の裏金疑惑にスポット、日本の映像作品もここまでやるのか」とする記事を掲載した。以下はその概要。
22年、日本では大胆かつ辛辣(しんらつ)なドラマ「新聞記者」が登場し、映像作品業界がざわつきを見せている。同作品は東京新聞の望月衣塑子記者による小説を改編したもので、望月記者が森友学園や加計学園問題をめぐり安倍晋三政権と繰り広げた闘争の軌跡がモチーフとなっている。
森友学園や加計学園問題はいずれも安倍政権の高官が黒幕と考えられているが、日本政府の圧力により大手メディアがこの件について執拗(しつよう)に迫ることは少なかった。「新聞記者」はドラマに先行して19年に映画が制作、公開されたが、上映に向けて種々の困難が伴った。満足な宣伝ができなかった上、大型映画館での上映ができず、日本各地のミニシアターでの上映を余儀なくされた。それでも興行収入は6億円を突破し、東京国際映画フェスティバルや日本アカデミー賞などで賞を獲得したのである。
映画の制作に当たり藤井道人監督も種々の圧力を受けた。そんな藤井監督に支援の手を差し伸べたのが、動画配信サービスのNetflixだった。Netflixが藤井監督にドラマ版制作を提案、映画では描かれなかったより多くの内容を盛り込んだ作品ができた。ストーリーの舞台は東京五輪開催前年の日本で、米倉涼子扮する新聞記者が日本政府との抗争を軸として日本社会のダークな問題に切り込んでいく。
作品中では想像を超えるほど大胆に、日本政府の内情の暴露と取れる内容が描かれている。例えば、AIプロジェクトにおける政府高官と大手企業による補助金の詐取問題で、告発者が植物人間になるといったものだ。また、権力トップの夫人が教育プロジェクトを利用して巨額のリベートを受け取り、メディアに暴かれた後に政府財政当局に圧力をかけて文書を改ざんさせる、スキャンダルを暴こうとする記者に対してメディアを利用してネガティブキャンペーンを進め、SNSを操縦して批判を行う、良心に目覚めたファーストレディー秘書を、家族に危機をもたらすことで制圧するといった内容も含まれているのである。(翻訳・編集/川尻)
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