2022年1月20日、韓国・朝鮮日報は「新型コロナウイルスの感染拡大後、防疫を理由に外国人の入国を事実上2年間禁じている日本に対する抗議活動が世界各国で行われている」と伝えた。

記事は日本メディアの報道を引用し、日本への入国を待っている外国人たちが最近、Twitter上で「ストップ・ジャパンズ・バン（日本の入国規制を止めろ）」という団体を開設し、日本に門戸開放を迫る抗議活動を行っていると紹介している。18日にはモンゴル、ポーランド、インド、マレーシアなどの日本大使館前での抗議活動に約320人が参加したという。Twitterには「日本入国待機日数」を書いたカードを手にした外国人の写真が相次ぎ投稿されている。

こうした活動が始まったのは、「日本が2020年から施行している水際政策を緩和する気配を見せないため」だと、記事は説明している。日本政府は原則として留学生、日本企業への就職が決まった会社員、日本人・永住権所有者と結婚した外国人配偶者らの入国も認めておらず、新型コロナ拡散の勢いが止まった昨年11月には一時的に外国人の新規入国規制が緩和されたが、オミクロン株の拡散により3週間で撤回された。

抗議活動に参加した外国人は「ほとんどの留学生がワクチンの追加接種も終えており、入国後の防疫措置にも応じる」「全ての外国人に明確な入国見通しを示してほしい」と訴えているという。外国人の新規入国を全面的に禁じているのは、「先進国」に分類される主要7カ国のなかでは日本が唯一だと、記事は指摘している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「これは日本が正しい」「韓国も日本のようにすべきだ」「こういう優れた政策は見習おう」「日本という国は日本国民のためにあるということ。韓国も韓国民のためにある。（抗議活動参加者の）この人たちの国はそうじゃないのか？」「日本政府が国民のために家の門を閉ざしたのは、正しいことだと思う。韓国政府は思いっきり門を開けすぎ」「韓国は無差別に外国人を入国させているのが問題だ」「自分たちが入国したいということしか考えてない。ノー良心だ」など、日本の措置に賛同する声が多く寄せられている。

一方で、「人種差別国家、日本」「滅びゆく日本」「日本はG7から排除すべき」「見習うことはない。みんな、韓国へいらっしゃい」などのコメントも見られた。（翻訳・編集/麻江）