anomado 2022年1月24日(月) 20時30分
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中国の映画監督のチャン・イーモウが、中国伝統地方劇の秦腔(しんこう)の世界を描く作品で、初めてドラマを撮るのではないかと報じられている。
中国の映画監督のチャン・イーモウ(張芸謀)が、中国伝統地方劇の秦腔(しんこう)の世界を描く作品で、初めてドラマを撮るのではないかと報じられている。
21日、昨年12月に制作許可を取得した作品リストが明らかになり、その中に含まれていたことで複数の中国メディアが報じたもの。2019年に中国最高峰の文学賞「茅盾文学奨」を受賞したチェン・イエン(陳彦)氏の長編小説「主角」を実写化するプロジェクトでは、かねてからチャン・イーモウ監督の初ドラマ作品になるのではないかと言われていたが、本格的な動きを見せ始めたことで注目を浴びている。
「主角」は陝西省や甘粛省など中国西北部で広まった伝統劇・秦腔の世界を描く物語。羊飼いの少女が秦腔の劇団に入り、下積みから徐々に頭角を現わし、社会の大きな変化にもまれながら、“秦腔皇后”の名声を轟かせるまでの人生を追う。
チャン監督は陝西省西安市の出身で、西北の大地を舞台にした作品や、歴史を背景に中国の伝統文化を描く作品を多数発表してきた。このため、「秦腔の役者を描く作品なら、チャン監督が誰よりもふさわしい」とネットユーザーの間からも納得を示す声が。コン・リー(鞏俐)やチャン・ツィイー(章子怡)など数多くの人気女優を世に送り出してきたチャン監督だが、主演女優のキャスティングに早くも注目が集まり、これまで一緒に仕事をした女優ではなく、西北方言のネイティブから選ばれるのではないかとの声も上がっている。(Mathilda)
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