Record China 2022年1月24日(月) 14時30分
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中国に受け取りを拒否されたリトアニア産のラム酒が台湾で販売されることが分かった。
中国に受け取りを拒否されたリトアニア産のラム酒が台湾で販売されることが分かった。23日付で台湾・聯合新聞網などが伝えた。
昨年11月に台湾駐リトアニア代表処が設立されたことに中国が猛反発し、12月以降、リトアニア産の製品が中国に届かないなど貿易面で影響が出ている。そうした中、リトアニアから浙江省寧波市に輸送されたラム酒2万4000本が「返品」扱いとなり、ラム酒を積んだ船が海上を漂流することになった。
12月18日に事態を知った台湾烟酒公司の丁彦哲代表は、台湾当局にこの酒を引き取ることは可能かと問い合わせ。台湾当局は可能だと返答し、すぐに2万4000本すべての受け取りを手配した。新型コロナによる物流の乱れで遅れが生じたものの、今年1月18日に無事、台湾・基隆港に到着した。
第1陣となる6000本は春節(旧正月。今年は2月1日)の前には市場に並ぶ見通しだといい、丁氏は「こうした関係を通して、台湾とリトアニアの間でマスクやワクチンなどより多くの交流を図り、将来的に友好関係を築ければ」と語った。ラム酒は同社の店舗などで販売するほか、コンビニのファミリーマートでも数量限定の予約販売を行う。
ラム酒のボトルは多くが裸の状態だった。丁氏は「消費者に希少性を感じてもらうため、パッケージとラベルに台湾とリトアニアの国旗を印字した。もともと中国向けだったので簡体字のラベルが貼られたものもあったが、台湾の法令に合わせて急きょ繁体字のラベルを作成して貼り付けた」と明かした。
同氏は今後もリトアニアの酒類の輸入や台湾の酒類のリトアニアへの輸出を検討していくとしている。(翻訳・編集/北田)
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