韓国、コロナ感染者1万人突破が現実に...防疫体制も転換=韓国ネット「大統領は何を?」

Record Korea    2022年1月26日(水) 15時0分

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オミクロン変異株の急速な拡散により、韓国で新型コロナウイルスの新規感染者数が1万人に達した。写真はソウル。

オミクロン変異株の急速な拡散により、韓国で新型コロナウイルスの新規感染者数が1万人に達した。1月26日、韓国・聯合ニュースが報じた。

記事によると、韓国では新型コロナワクチンの3次接種と「社会的距離の確保」の強化により1月中旬まで新規感染者数は3000~4000人台を維持していたが、オミクロン株の優勢化により22日には7000人台に急増し、25日には8000人を突破。防疫当局とソウル市などの各地方自治体が25日午前0時から午後9時までに中間集計した新規感染者数は9218人で、26日の発表では1万人を超えるものとみられている。

韓国の防疫当局と感染症の専門家は、オミクロン株の感染力の強さと旧正月(今年は2月1日)の大規模な人口移動を考慮すると、来月中旬には感染者数が2万7000~3万6800人に、来月末には7万9500~12万2200人まで急増する可能性も視野に入れているとのこと。翰林大学江南聖心病院・感染内科のイ・ジェガプ教授は24日、ラジオ番組に出演し、「現在のレベルの『社会的距離の確保』と医療体制を続けた場合、3月には20万人にまで増えるという分析結果が出ており、流行が収まるまで少なくとも3カ月はかかると予測される」と語った。

26日からは光州、全羅南道、平沢、安城などのオミクロン株が優勢な地域で「オミクロン変異株対応措置」が優先施行される。これらの地域では、濃厚接触者や検査が必要との所見書のある人、抗原検査の陽性者、60歳以上の高齢者など、高リスクの人々のみPCR検査を受けられるといい、他の検査希望者は抗原検査を受けて陽性反応が出た場合のみPCR検査を受けることになるという。

また韓国全土において、感染者と濃厚接触者の隔離期間も26日から変更になる。日数は新型コロナワクチン接種の有無によって異なり、ワクチン接種完了者(3次接種者または2次接種後14日から90日以内の人)が感染した場合は10日間から7日間に短縮されるが、未接種者の場合はこれまでどおり10日間の隔離が必要。濃厚接触者になった場合もワクチン接種完了者は自主隔離が不要だが、未接種者は7日間隔離を行い、6~7日目にPCR検査を受けなければならないという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「若者は感染しても死亡率が低いのなら、高齢者を中心にワクチンを接種して、若者は希望者だけでよいのでは?。その方がワクチンの費用も節約できるし自営業者も苦しまずに済む」「旧正月の連休前だから、感染者数を多く発表して集まりを阻止したいんでしょ」「自分たちの政治的な目的のためだけに実施されている防疫対策」「いいかげん大統領が何か言うべきなのに、何も言わず隠れているね」「オミクロンなんて風邪と同じなのに騒ぎすぎ」など、政府に対する批判の声が多く寄せられている。

一方では、「防疫パスの違憲判決を出した裁判官はどんな心境だろうね」「自分の身を守れるのは自分だけ。個人個人が防疫に神経を払おう」などのコメントも見られた。(翻訳・編集/丸山

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