Record China 2022年1月26日(水) 19時20分
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スロベニアのヤネス・ヤンシャ首相の台湾をめぐる発言が波紋を広げている。写真はスロベニアの首都リュブリャナ。
スロベニアのヤネス・ヤンシャ首相の台湾をめぐる発言が波紋を広げている。中国紙・環球時報が26日付で伝えた。
ヤンシャ首相は今月17日、インドメディアのインタビューを受けた際、台湾を「国」と表現し「台湾人民の主権による決定を支持する」と発言。台湾代表処を設置したことで中国と緊張が高まっているリトアニアの姿勢を支持し、スロベニアと台湾が相互に「代表処」を設置することを推進しているとした。
中国外交部の趙立堅(ジャオ・リージエン)報道官は19日の会見で「公然と一つの中国の原則に挑戦し、台湾独立を支持する危険な発言をした」と非難した。
環球時報は米メディアの報道を引用し、「ヤンシャ首相の発言は同国内の反対派や中国とつながりのある企業の反発を受けている」と指摘。リュブリャナ大学台湾研究センターのササ・イスタニク氏が「ヤンシャ首相の発言は議会の立場と合致せず、スロべニアと中国の経済協力に深刻な損害を与える可能性がある」と述べたことや、スロベニアの商業団体からは「リトアニアと同じ運命をたどるかもしれない」と懸念の声が出ていることを伝えた。
記事によると、2020年時点の中国のリトアニアへの累計投資額は8200万ユーロなのに対し、スロベニアへの投資額は15億ユーロで、米メディアは「中国と敵対すればリトアニアよりもスロベニアの方が大きな影響を受ける可能性がある」と報じている。(翻訳・編集/北田)
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