台湾の人々が中国本土から「湾湾」と呼ばれることを嫌がる、中国当局「萌えです」

Record China    2022年1月28日(金) 9時20分

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26日、米華字メディア・多維新聞は、台湾の市民が中国本土から「湾湾」と呼ばれることに不満を覚えているという情報に対する、中国本土側の見解を報じた。

2022年1月26日、米華字メディア・多維新聞は、台湾の市民が中国本土から「湾湾」と呼ばれることに不満を覚えているという情報に対する、中国本土側の見解を報じた。

記事は、台湾ネットユーザーの間で先ごろ「最も受け入れられない中国本土のボキャブラリー」投票が行われ、中国本土の人びとが台湾を「湾湾」と呼ぶことが「バカにしている、あるいは統一戦線工作の意味合いを持つ」として多くの票を集めたことを紹介。この結果について、中国本土の国務院台湾弁公室の朱鳳蓮(ジュー・フォンリエン)報道官が記者会見で「底意地悪さを感じるとともに、ミスリードを招くものだ」とコメントしたことを伝えた。

朱報道官は、中国本土と台湾では生活環境や流行文化の違いに伴って同じ語彙(ごい)でも意味が異なるケースがあり、それは自然なことだと説明。例として「窩心」が中国本土では主に「情けない、悔しい」といった意味で用いられるのに対して、台湾では「心があたたまる」という意味になることを挙げた上で「湾湾は多くの中国本土市民にとっては、台湾市民を指す『萌え』要素を含んだニックネームである。それが台湾で一部の人から故意におとしめられるのは残念なことだ」と語った。

そして、双方の交流がより緊密になることで、意味が異なる言葉の使い方に関する習慣が一層理解できるようになり、文化交流がさらに推進されることに期待を寄せた。

記事は一方で、台湾の政党・台湾基進の王興煥(ワン・シンホアン)秘書長が26日に「湾湾」自体にネガティブなニュアンスはないとしつつ、「『私の湾湾』など、統一戦線工作を思わせる使い方が人びとに反感を抱かせるのだ」と語ったことを伝えている。(翻訳・編集/川尻

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