米海軍F-35Cが南シナ海で墜落、中国メディア「平和な海にごみをポイ捨てするな」とやゆ

Record China    2022年1月27日(木) 21時50分

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米海軍のF-35Cステルス戦闘機が空母着艦に失敗して墜落した事故について、中国メディアから皮肉る声が上がっている。

米海軍のF-35Cステルス戦闘機が空母着艦に失敗して墜落した事故について、中国メディアから皮肉る声が上がっている。

事故が発生したのは24日、空母カール・ビンソンへの着艦に失敗したF-35Cはそのまま海に落ちた。この事故で7人が負傷した。現場は南シナ海ということで、専門家からは中国が調査に動き出す可能性を指摘する声が出ている。

米CNNは26日、「(海に落ちた)機体は比較的完全だった可能性がある」と報じた。F-35Cは着艦した際に甲板の端から飛び出して転落したとみられ、速度は遅く、機体は大きな損傷なく保存されている可能性があるという。

しかし引き揚げは簡単ではないようだ。記事は、昨年11月に英国のF-35Bが海に墜落した際は、「米英伊が協力して墜落位置を確認するのに2週間かかり、残骸を引き揚げるのに1週間かかった」と指摘。元米海軍大佐のカール・シュスター氏も、引き揚げ船が現場に到着するのに10~15日、深さによっては回収に120日かかるかもしれないと予測したという。

CNNはF-35Cの残骸を魚雷などで爆破する方法についても言及。だが、シンガポール南洋理工大学(S Rajaratnam School of International Studies)の許瑞麟研究員は、「爆破後の破片にも潜在的に重要な情報が存在する可能性がある。興味のある人なら取り出せるかもしれない」とし、現実的ではないとの見方を示した。

一方、中国メディアの「解放軍報」は論評を掲載し、「張り子の虎では人を驚かすことはできない。わずか半年の間に米軍は原子力潜水艦を破壊し、先進的な戦闘機を墜落させた。欲を出して失敗する行為はすでに国際的な笑いものだ」とやゆ。「南シナ海は平和な海。美しくて静かだ。米軍はごみをポイ捨てしないでいただきたい」と皮肉った。(翻訳・編集/北田

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