Record China 2022年1月31日(月) 19時30分
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30日、環球網は、南シナ海に墜落した米軍のF-35Cステルス戦闘機について、中国の専門家が「参考にする価値はない」との見解を示したと報じた。
2022年1月30日、中国メディアの環球網は、南シナ海に墜落した米軍のF-35Cステルス戦闘機について、中国の専門家が「参考にする価値はない」との見解を示したと報じた。
記事は、米海軍が28日、ネット上で流通しているF-35C戦闘機が南シナ海への墜落動画や写真が本物であることを認めたと紹介。米CNNが29日、米海軍第7艦隊報道官の話として、米軍がすでに墜落したF-35C戦闘機の引き上げ作業を開始したと発表したことを伝える一方で、米国内のアナリストからは戦闘機の引き上げは極めて複雑なミッションであり、かつ「南シナ海のほぼすべてを自国の領地と主張している中国からの監視を受けることになるだろう。F-35Cは米海軍の最先端技術を含んでいるため、米政府は機体が中国の手中に収まることを嫌っている」との声が出ていると報じたことを伝えた。
その上で、中国の空軍専門家、傅前哨(フー・チエンシアオ)氏が「中国がF-35Cを回収してその技術を掌握するのではないかという米国側の憂慮は、典型的な『下衆の勘繰り』というものだ」と断じたことを紹介した。
傅氏は「わが国はすでに自前のステルス艦載機の試験飛行を済ませている。尾翼のステルス塗装の問題などF-35Cに存在する技術的な欠陥は、われわれに取っては問題にならない話であり、われわれにとってF-35Cの技術は大した参考的価値を持たない。F-35Cを開発したロッキード・マーティン社はこれまで艦載機の製造経験がなく、開発中にさまざまな問題に出くわした。さまざまな改良を施してきたものの今なお完全ではなく、問題が残っている」と語っている。(翻訳・編集/川尻)
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