Record China 2022年2月7日(月) 9時50分
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28日、日本華僑報網は、新型コロナにおける中国人留学生の日本で就職状況について紹介する記事を掲載した。
2022年1月28日、華字メディア・日本華僑報網は、新型コロナにおける中国人留学生の日本で就職状況について「冷え込んでいると見るのは間違いだ」とする記事を掲載した。
記事によると、東京の有名国立大学に通う中国人留学生の李(リー)さんは、今年3月の卒業を前に、数社の企業の最終面接を受けるのに忙しい毎日を過ごしている。まだ「内定」はもらっていないものの、李さんは内定獲得に自信を持っており、半年間の就職活動で「現在の就活状況はメディアで報じられているほど悲観的なものではない」という感想を持ったという。
記事は、「中国がいち早く新型コロナの感染をコントロールして生産活動を回復させ、力強い経済成長を保ち、日本企業が一層中国市場の開拓を重視するようになったことから、日本に留学する中国人留学生にとっては良い状況なのである」と説明した。
一方で、李さんのようにすべての中国人留学生が就職活動を順調に進めることができるわけではなく、種々の困難に遭遇する留学生も少なくないとも指摘。困難が生じる大きな要因の一つとして、就職情報を手に入れる手段が不足していることを挙げ、「日本の就職市場は中国とはルール面で大きく異なっており、うっかり意中の企業の応募チャンスを逃してしまうケースが多い。また、新型コロナで導入されたオンラインによる企業との意思疎通も留学生たちの就活のハードルを高めている」との見方を示した。
記事は、「経団連の十倉雅和会長が日本における海外人材の活用水準低下を懸念して、日本政府に対し新型コロナによる厳格な入国制限を見直すよう呼びかけた」と紹介。「このような動きもあり、今年の中国人留学生の日本における就職状況は改善に向かうものとみられる」とする一方、「ただし、経験と支援に乏しい中国人留学生は依然として日本という慣れない就職環境を相手にしなければならない」とし、ある中国人学生の言葉として「早く適応できた人が日本に残って仕事をすることができる」とした。(翻訳・編集/川尻)
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