「中国でジェノサイド、北京五輪ボイコットを」=米NBA選手はなぜ中国を攻撃するのか―米華字メディア

Record China    2022年1月31日(月) 20時30分

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米NBAのセルティックスに所属するカンターが、中国バスケットボール協会のヤオ・ミン会長を批判したことについて、米華字メディア・多維新聞は、カンターを非難する記事を掲載した。

米プロバスケットボールNBAのボストン・セルティックスに所属するエネス・カンターが、中国バスケットボール協会のヤオ・ミン姚明)会長を批判したことについて、米華字メディア・多維新聞は30日、カンターを非難する記事を掲載した。

カンターは以前、英BBCのインタビューで、「中国でジェノサイド(大量虐殺)が起きている」と発言。北京冬季五輪のボイコットを選手に呼び掛けた。一方、ヤオ・ミン氏はカンターの中国批判について聞かれ、「機会があれば彼を中国に招待したい。そうすれば、われわれについての理解がより全面的になるだろう」と述べた。

するとカンターは「あなた(ヤオ・ミン氏)の招待を受けた。今年の夏に中国に行く。私はぜいたくな中国旅行や宣伝をすることはない。あなたは私と一緒にウイグルの強制労働キャンプ、チベット、香港、台湾を見学するだろうか?。習近平(シー・ジンピン)氏が許可したら教えてくれ!」とツイートした。

カンターは以降も中国批判を繰り返し、米CNNとのインタビューでは中国当局を「残虐な独裁者」と非難、「自由を脅かし、人権を尊重していない」とも述べた。さらに、やり取りの後、ヤオ・ミン氏が自身のインスタグラムアカウントをブロックしたとし、SNSで「背が高いのに気が小さいやつだ」などとヤオ・ミン氏を非難した。

多維新聞の記事はカンターについて「米国籍を持つがスイス生まれのトルコ系だ」とし、「トルコのエルドアン大統領に反発したとしてトルコ政府から指名手配されパスポートを取り消されたため2017~21年は無国籍だった。テロ組織に資金援助を行っているとして告発されているのだ」と指摘。21年に米国籍を取得したが、その前後にもカンターは中国に対して「暴言を吐いている」などと批判的に紹介した。

また、以前、サッカーのドイツ代表のトルコ系選手メスト・エジルが自身のSNSで新疆ウイグル自治区の問題に触れたことに言及し、「カンターとエジルに共通するトルコ系の背景は、トルコ人の中国新疆に対するコンプレックスを際立たせている」と指摘。「カンターがなぜ中国を攻撃するのか、なぜその矛先をヤオ・ミンに向けたのか、具体的な原因は定かではないが、このスポーツ選手が再びわがままにも境界を越えて政治的なパフォーマンスを行っているのだろう」とやゆし、「ヤオ・ミンが距離を置こうとしたのは賢明な行為と言える」と主張した。(翻訳・編集/北田

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