2022年1月29日、韓国・朝鮮日報は、「韓国の肥満率は、先進国32カ国のうち日本に次いで2番目に低いことが分かった」と報じた。

記事によると、経済協力開発機構（OECD）は29日、2018年のデータを基に主要先進国の肥満率を比較した結果を発表。その結果、韓国の成人の肥満率は5．9％で、先進国32カ国のうち31位だった。

肥満度は、人の体重（キログラム）を身長（メートル）の2乗で割る体格指数（BMI）を用いて算出されており、韓国ではBMI25以上を肥満と定義しているが、OECDなどではBMI30以上で肥満と判断されるという。

32カ国中で最もスリムな国は日本で、肥満率は4．0％だった。逆に肥満率が最も高い国は米国で、40％に達したとのこと。2位以下は、メキシコ（36．1％）、チリ（34．4％）、ニュージーランド（32．2％）という結果になった。

しかし記事は、「OECDは17年の調査において、『韓国は肥満に関し、安全地帯にとどまらないだろう』と予想していた」と報道。当時、韓国の肥満率は20年に6%、30年には9%に達すると予測されていたが、その数値と今年の調査結果はほぼ一致している。OECDはその際、「韓国は女性の教育水準に伴う体重の格差が大きい方」とし、「韓国の低学歴の女性は『太りすぎ』との関連性指数が6．3（14年基準）で、調査対象8カ国のうち最も高かった」と指摘していたという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「それだけ他人の視線を意識しているということ。『美容整形大国』なのも同じ理由」「韓国の外見至上主義が反映されている結果」「韓国で女性として生きるには常にダイエットと戦わないと」などと韓国の外見偏重を憂う声や、「日本はおかずのおかわりが有料だけど、韓国は無料だもんね」「日本人は頭を使うのが好きだから」「日本は脂っこい料理が少ないし、韓国のような夜食文化がないからだと思う」など、日本と比較する意見が多く寄せられている。

そのほか、「南北統一すれば世界一スリムな国になれるね（笑）」「来年は1位を目指しましょう」などのコメントも見られた。（翻訳・編集/丸山）