1日、先月31日に放送された国営テレビ・中央電視台（CCTV）による特別番組「春晩」こと「春節聯歓晩会」の視聴人口規模は、過去最高となる12億9600万人と発表されている。

CCTVが1983年にスタートした「春晩」は、春節（旧正月）の大みそかに放送される特別番組。近年では世界中から10億人以上が視聴し、歌やコント、漫才、伝統劇や民族舞踊などバラエティーに富んだ内容が生放送およびライブ配信で届けられている。

今年は先月31日の午後8時（現地時間）から放送された「春晩」だが、平均視聴率は前回を上回る22．01％に。今年は日本をはじめアジア各国、欧米諸国や南米など約170の国と地域でテレビ放送あるいは配信されているが、視聴人口規模は12億9600万人に達し、こちらも過去最高となった。なお、テレビでの視聴者数は5億3800万人と発表されている。

「春晩」は近年、中国の主だった衛星テレビ局も競って制作、放送している。その中で中国の6大衛星テレビ局による今年の「春晩」の視聴率も明らかに。1位となったのは北京衛星テレビで、視聴率は1．1544％。同局は毎年、ライブではなく録画形式で放送しているが、アンジェラベイビー（楊穎）をはじめとする豪華な出演者の顔ぶれ、最新技術を駆使したハイレベルなパフォーマンスが人気を集めた。

2位は湖南衛星テレビで視聴率は0．5802％となり、ここ数年はCCTV以外ではずっと1位をキープしていたものの、今年は北京衛星テレビにその座を明け渡す形に。3位は東方衛星テレビで0．4412％、4位には江蘇衛星テレビの0．4122％、5位は浙江衛星テレビで0．1806％、6位は広東衛星テレビの0．1608％が続いている。（Mathilda）