日本テレビの辻岡義堂アナウンサーが大好きなことでも注目を集めた北京冬季五輪のマスコット「ビンドゥンドゥン」のグッズに品切れが相次ぎ、生産が急ピッチで進められていることが分かった。中国紙・環球時報が8日付で伝えた。

記事によると、ビンドゥンドゥンは中国国内でもブームに火がつき、関連グッズが大人気になっている。オンラインショップなどでも品切れが相次ぎ、入手しづらい状態が続いているという。

北京の国家体育館に隣接する販売所では「ビンドゥンドゥングッズは完売しました」と書かれた紙が貼られていた。4日の開会式の翌朝には、大勢の人がグッズを購入して行ったといい、店員は「もう在庫はない。特に縫いぐるみは北京中で品薄になっている」と語ったという。

北京五輪公式サイトによると、冬季五輪のグッズ生産工場は全国に29社ある。ビンドゥンドゥンの縫いぐるみを生産しているという浙江省の工場の責任者は「ビンドゥンドゥンがこんなに人気になるとは思わなかった。自分用に残してもいないよ」と語り、急ピッチで生産に向けて動いていると明かした。

陶器製の人形を生産している別の工場の担当者は「春節の休み明け初日から全力を挙げて生産しているが、残業しないと次の注文に間に合わない」と語ったという。別のグッズを生産している工場も「ビンドゥンドゥングッズの供給量を増やすために（生産体制を）調整している」「16日から店頭にも並ぶと思う」などと話しているそうだ。

ビンドゥンドゥンをめぐっては、日本テレビの辻岡アナウンサーの熱愛ぶりが中国でも報じられ、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）でトレンド入り。「ビンドゥンドゥンは確かにかわいいからね」「私も（グッズ）欲しいよ～」「ビンドゥンドゥンを売り切れにしたのはあんたかい（涙）」などの声が上がっていた。（翻訳・編集/北田）