Record China 2022年2月9日(水) 11時20分
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フィギュアスケート男子の羽生結弦が北京五輪のリンクを絶賛したとの情報が、中国のネット上で大きな注目を集めている。
羽生は8日に行われたショートプログラム(SP)で、冒頭の4回転サルコウ(4S)が1回転になったことで8位(95.15点)に沈んだ。ジャンプ失敗の原因については「他の選手のジャンプでできた穴にはまった」と語っていた。
中国のスポーツメディア・新浪体育によると、羽生はインタビューで北京五輪の会場となった首都体育館のリンクについて「(出場した)3回の五輪の中で一番良い」「氷の上での感覚も良い。硬くもなく、寒くもない。良い感じ」と語ったという。
中国版ツイッター・微博(ウェイボー)では、「羽生結弦が北京のリンクを絶賛」が一時トレンド入り。ネットユーザーからは「コメントが本当に上手」「アスリートが好かれるにはやっぱり理由がある」「どこかの国がいつも私たちをディスる(韓国がショートトラック会場の氷に不満との報道があった)のと比べて、羽生はやっぱり格が違う」「これこそ彼が愛される理由!」といった声が寄せられた。
また、羽生が試合直後のインタビューで「氷に嫌われちゃったな」と語ったことについて、一部のセルフメディアやSNSアカウントが「北京のリンクのせいにした」などとあおり立てたことについて、「彼は本当にリンクのせいになんてしていない。PV欲しさに発言を切り取らないでほしい」「彼のことが嫌いでも構わないがデマはやめてほしい。彼ははっきりと普通にあるアクシデントで運がなかったと言っている」などと苦言を呈す声も寄せられ、賛同を得ている。
このほか、中国メディアの澎湃新聞は8日付の記事で、「羽生結弦は試合後の取材で、日本語と英語で辛抱強く記者からの質問に答えていた。取材が終わるたびに記者に向かってお辞儀をしてお礼の言葉を口にしてからその場を離れた」とその礼儀正しさをたたえている。(翻訳・編集/北田)
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