北京五輪で反中ムード高まる韓国で、中国人留学生が暴行受ける―米華字メディア

Record China    2022年2月11日(金) 17時30分

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11日、米華字メディア・多維新聞は、北京冬季五輪による中国への不満が高まる韓国国内で、中国人留学生が暴行を受けるトラブルが発生し、中国領事館が介入したと報じた。

2022年2月11日、米華字メディア・多維新聞は、北京冬季五輪による中国への不満が高まる韓国国内で、中国人留学生が暴行を受けるトラブルが発生し、中国領事館が介入したと報じた。

記事は、釜山で9日に中国人留学生1人が住宅の階下で喫煙していたところ、韓国人2人から暴行を受けたと紹介。加害者は被害者が中国人だと知って暴行に及び、被害者は暴行を受けた際に頭を壁にぶつけられて腫れたほか、言葉による恐喝も受けたとした。また、被害者の通報によって警察官が駆けつけるも「ことを荒立てないでほしい」といった態度で対応し、「単なるけんか」として扱い、加害者が被害者に賠償金を支払うだけで済ませようとしたと伝えている。

そして、この情報が中国のSNS上に掲載されると、中国のネットユーザーから韓国人に対する痛烈な批判が続々と寄せられ、中国外交部領事保護センターも10日にSNSを通じ、釜山の中国総領事館がすでに当事者と連絡を取った上で支援を行い、立件、捜査に向けて現地警察当局に協力していることを明らかにしたと紹介した。

記事はその上で、北京冬季五輪の開会式で朝鮮族の民族衣装として「韓服」が登場したこと、スピードスケート・ショートトラックでの裁定などから、北京冬季五輪開幕以降、韓国市民の間で反中のムードが高まっていると紹介。この状況に対して駐韓中国大使館が「新型コロナが世界を席巻するなかで、中国政府は冬季五輪の成功を保障すべく大きな努力を払い、各国選手に安全で公平、公正な試合環境を提供しており、試合の結果に影響したり干渉したりなどということは断じてあり得ない。韓国の一部メディアや政治家による『北京冬季五輪に黒幕が存在する』『中国政府やスポーツ当局は反省すべきだ』といった言論は極めて無責任であり、わが国は到底受け入れられない」とコメントしたことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

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