中国、未婚者の人工妊娠中絶防止キャンペーンを展開=政府系メディア「女性の出産能力と水準を守る」

Record China    2022年2月13日(日) 23時0分

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多維新聞によると、中国が未婚者の人工妊娠中絶防止キャンペーンを展開していることについて、中国政府系メディアは専門家の話として「女性の出産能力と水準を守るため」と報じた。写真は人工妊娠中絶の広告。

米国の中国語ニュースサイト、多維新聞の11日付報道によると、中国が未婚者の人工妊娠中絶防止キャンペーンを展開していることについて、中国政府系メディアは専門家の話を引用する形で「中国の女性の出産能力と水準を守るため」と報じている。

中国の「計画生育協会」はこのほど発表した今年の活動要点で、未婚者の人工妊娠中絶防止キャンペーンを展開し、青少年の意図しない妊娠と中絶を減少させなければならないと言及した。

中国政府系メディアは、同キャンペーンについて、専門家の話を引用する形で「単に政策を通じて未婚者の人工妊娠中絶を防止するのでは決してなく、中国の女性の出産能力と水準を守る」と報じている。

北京協和医院の何方方(ホー・ファンファン)医師は、「同キャンペーンの実施により、国内の人工妊娠中絶をめぐる現状が一定程度改善され、人工妊娠中絶は避妊の手段ではないとの意識付けに資する」との考えを示した。

北京婦産医院計画生育科の陳素文(チェン・スーウェン)主任によると、中国の人工妊娠中絶をめぐる現状は「数が多く、年齢が若い」のが特徴だ。年間の人工妊娠中絶数は延べ8000~1万回で、25歳以下が全体の47.5%を占め、未婚女性の割合は49.7%に上るという。(翻訳・編集/柳川)

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