Record China 2022年2月15日(火) 7時20分
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中国国営の中央テレビは、福島県いわき市で13日に開かれた福島第一原発の汚染処理水海洋放出に反対する集会の様子を取材して報道した。資料写真。
中国国営の中央テレビ(CCTV)は、福島県いわき市で13日に開かれた福島第一原発の汚染処理水海洋放出に反対する集会の様子を取材して報道した。
報道によると、この集会は地元の環境保護団体などが行ったもので、同日正午過ぎから団体メンバーや有識者らが集まり、「汚染処理水の海への放出計画决定の正当性や、海洋に放出することへの危険性などの観点から、それぞれ反対意見を表明した」という。CCTVは「東京電力は海底トンネルを整備して海岸から約1キロの地点に希釈した汚染水を放出すると表明しているが、地元の人々はこれを信用していない」と報じた。
報道によると、福島県いわき市議会の佐藤和良議員は「海底トンネルは本当に安全なのか。専門家からは地盤に問題があることが指摘されているが、掘削調査は3回しか行われていない。汚染処理水の計測方法に問題があるという指摘もある。県に県民の生命の安全を守るよう求めている」としたほか、「海洋放出への反対意見は日本政府や東電に十分に聞き入れられてこなかった。今回の国際原子力機関(IAEA)の来日に際して、より具体的な情報の公開を求めたい」との見解を示したという。
CCTVはまた、集会に参加した市民から「海洋放出は日本だけの問題ではなく、世界の海洋生物の安全と環境汚染に関わる問題。微力ながら反対の声を上げたい」「海洋放出に固執し、私たちの声を全く無視し、世論調査も行わない東電のやり方は公平性を欠いている」「きちんとした説明は全く受けていない。政府や東電がどんなに安全と言っても納得できない。私たちにきちんと説明すべき」といった声が上がったと伝えている。(翻訳・編集/北田)
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