Record China 2022年2月17日(木) 7時20分
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14日、米華字メディア・多維新聞は、「中国の新興自動車メーカーに投資するのはチャンスか否か」とする記事を掲載した。写真は蔚来汽車(ウェイライ、NIO)。
2022年2月14日、米華字メディア・多維新聞は、「中国の新興自動車メーカーに投資するのはチャンスか否か」とする記事を掲載した。
記事は、米JPモルガン・チェースがこのほど米証券取引委員会(SEC)に提出した2021年10〜12月期の株式保有報告書「フォームF13」で、中国の新興自動車メーカーである蔚来の持ち株が大きく増え、12月末時点で2億4200万ドル相当に達したことが明らかになったと紹介。新エネルギー自動車産業が急速に発展している中国において、蔚来、小鵬、理想などの新興企業が投資銀行や投資家から脚光を浴びていると伝えた。
一方で、JPモルガン・チェースによる蔚来への投資強化について、「一時期は新興メーカーをリードしていたが、小鵬の納車数が上回るようになっており、なおかつ哪吒、零跑などの新勢力の台頭によって、蔚来の地位は変動要素に満ちている」と疑問を提起するとともに、新興勢力への投資自体についても「新興勢力は自動車業界の巨大な変化の一端に過ぎない」とし、それ以上にBYD、吉利、長城、長安、奇瑞、東風といった大手メーカーが積極的にプラグインハイブリッド車(PHV)の開発を進めている流れに注視する必要がある可能性を示した。
そして、世界の自動車市場ではPHVのシェアが高まり続けており、米国では2021年のハイブリッド車販売台数が80万1550台で小型自動車販売台数全体の5%を占めたのに対し、電気自動車は43万4879台と3%にとどまったと紹介。トヨタの21年の販売台数データでも、ハイブリッド車が248万2236台で前年比127%増となったことを伝えている。
記事は「ハイブリッド車、スマート自動車の発展、そして従来の化石燃料自動車メーカーの新エネルギー自動車参入加速、そしてアップルやファーウェイといった技術企業の自動車分野参入といった要素が存在する中で、蔚来を代表する中国の新興自動車メーカーがチャンスに満ち続けるかどうかについて、理性的に判断する必要がある」と論じた。(翻訳・編集/川尻)
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