Record China 2022年2月15日(火) 11時50分
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フィギュアスケート男子の羽生結弦が14日に行われた記者会見の終わりに、中国国旗や五輪旗に一礼をしたことが中国のネットユーザーから称賛を浴びている。
五輪連覇中だった羽生は、今回の北京五輪で4位入賞。同日の会見の冒頭では、金メダルを獲得したネイサン・チェン(米国)に祝意を示したほか、北京五輪の会場となった首都体育館について「本当に気持ちの良い会場で、気持ちの良いリンクでした」と、製氷員やボランティア含め関係者に感謝の言葉を述べた。
それから30分余り、記者からの質問に毎回「ありがとうございます」と感謝を述べてから答えるなど丁寧に対応。フォトセッションを経て会見終了となった。羽生は席の前で深々とお辞儀をすると、壇上から降りる前と降りた後に記者に向かって礼、そして脇に掲げられていた五輪旗、中国国旗、北京五輪旗に向かって深々と頭を下げた。
この様子に、中国のネットユーザーからは「最後に(中国)国旗に向かってお辞儀したところで、涙があふれた」「彼のことがもっと好きになった」「彼の選手としての優秀さは、素晴らしい教養と関係があるんだ」「礼儀が満点の羽生選手!」「優れた教養と強い精神力、彼のことを嫌いになんてなれない」「これこそまさに、多くの人が羽生結弦のことを愛する理由」といった称賛が相次いだ。
一方で、「五輪旗にお辞儀したんだよ。私たちの国旗にお辞儀をしたとだけ言ったら、彼に迷惑がかかるかもしれない」「五星紅旗にお辞儀をしたなんて言ったら、日本でどうなるか分からない」「三つの旗にお辞儀をして、感謝と敬意を表したんだよ」などと懸念する声も上がっているが、これに対しては「中国国旗にお辞儀をしたからといって日本で非難されることはない。もし私たちの国の選手が東京五輪で日本国旗にお辞儀したらどうなることか」といった声も寄せられている。
大会前から中国で大きな注目と人気を集めてきた羽生。五輪3連覇や4回転アクセルの成功はならなかったが、その礼儀正しさと人柄がにじみ出る会見で改めて中国人の心をつかんだようだ。(翻訳・編集/北田)
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