中国選手が金メダル獲得、ライバルの米国選手の行動が胸を打つ=「泣いた」「人類のあるべき姿」

Record China    2022年2月15日(火) 23時20分

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北京冬季五輪フリースタイルスキー女子エアリアルでの一幕が、米中の人々の胸を熱くさせている。

北京冬季五輪フリースタイルスキー女子エアリアルでの一幕が、米中の人々の胸を熱くさせている。

14日に行われた決勝で、中国の徐夢桃(シュー・モンタオ)が金メダルを獲得した。ワールドカップで27回の優勝を誇る31歳の徐だが、五輪金メダルは4度目の挑戦で今回が初。地元開催の大会で悲願を達成した。

結果が発表され、会場が歓喜に沸く中、10日の団体戦で金メダルを獲得していた米国のライバル選手アシュリー・コードウェル(4位)の行動が注目を集めた。徐の金メダルが確定すると、コードウェルはすぐに感激している徐に歩み寄り、「桃桃」と愛称で呼び掛けてハグをし、「あなたのことを本当に誇りに思うわ」と祝福の言葉を贈った。

米NBCの記者は「政治でなくスポーツが人々を一つにする」とこの光景を称賛、中国の華春瑩(ホア・チュンイン)外務次官補もツイッターで「真のスポーツマンシップ」とたたえた。また、米華字メディア・多維新聞は「政治や国、人種を越えた感動的なシーン」と評した。

米国のネットユーザーからは「泣いた」「愛と友情の詰まったハグだ」といった声が上がり、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)上でも「感動した。これこそがスポーツ」「これぞオリンピック精神だ」「これこそが人類のあるべき姿」といった称賛の声が相次いだ。

徐はこれまでに膝靱帯の損傷、靱帯断裂、半月板損傷などの大けがを負ったほか、足首の関節や肘にも負傷を抱えるなどまさに満身創痍。9位に終わった平昌五輪後には引退を考えたが、ここまで粘り強く続けてきた。表彰台で歓喜の涙を流した徐は、「自分にかけたい言葉」を聞かれ、「この4年間、一歩一歩今日まで歩いて来てくれてありがとう」と答えた。(翻訳・編集/北田

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